ぺっこり180度

いつか晴れた日にのぺっこり180度のレビュー・感想・評価

いつか晴れた日に(1995年製作の映画)
3.0
1811年に刊行された小説「Sense and Sensibility」(分別と多感)を原作とした映画。
タイトルは原題の方が圧倒的に良いパターン。
邦題ぼんやりしすぎて覚えきれない。

驚くほどのメロドラマ。
内容の100%が恋愛と金と噂話。
近くを男性が通っただけで色めき立てる女子たちの世界。
恋愛至上主義の人は楽しめそう。

しかし非・恋愛至上主義属性の者にはちょっとハードルが高い本作。
2時間20分もの大作なのに
最終的に出てくる感想が「ふーん」だけだった。
こんなに心が動かない事もないというくらい
終始フラットな気持ちで過ごす2時間強。
ほぼ修行。
最後の方で察した三人が一斉に出ていくシーンだけ爆笑した。

(おそらく)1800年代のイギリスの再現度合と
美しい風景映像は凄い。