スギノイチ

祇園囃子のスギノイチのレビュー・感想・評価

祇園囃子(1953年製作の映画)
3.8
夏が終わる前に再見。
イマドキの戦後娘が、華やかな舞妓の世界に飲み込まれていく。
相変わらず醜悪な男たちばかり出てくるし、描かれる内容はグロテスクそのものなのに、映し出される絵が美麗過ぎて美しいものを見ているかのように錯覚してしまう。

俺は今の女優が昔の女優より演技力が低いとは全く思わないが、この映画の木暮実千代のような風格というか気品というか、そういうのは圧倒的に昭和のほうが上と思う。
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