このレビューはネタバレを含みます
ベトナム戦争下で起こった実話。
農村の娘を慰安のために誘拐する軍曹ミザーブ。その命令にノリノリのクラーク。言われるがままのハッチャー、従わないと守ってもらえないと思い本心とは裏腹に従うディアズ。
彼等と同じ隊で下っ端のエリクソン。
エリクソンは終始、この非人道的な事に反対し、ことあるごとに衝突する。
娘を逃すチャンスがあったがクラークに見つかり断念することも。
ある作戦で病気となった娘が咳をすることで敵に見つかるのを恐れたミザーブは娘を殺す命令を下す。誰も乗り気ではなく、最終的にクラークがナイフで刺すが、致命傷にはならず、逃げ出す娘をクラーク、ハッチャー、ディアズが射殺。
こんな事件があってはならないとエリクソンは中尉や大尉に報告するが相手にされない。
神父である兵士に打ち明けたことで事件が明るみになり、ようやく裁かれることに。
戦時下の悲惨な話だが、実話であったことに衝撃を受ける。
ミザーブの刑がハッチャーよりも軽いのが実行犯になることを避けたミザーブの汚さなのか。
腑に落ちなかった。