憲

カジュアリティーズの憲のレビュー・感想・評価

カジュアリティーズ(1989年製作の映画)
4.3
自分が観てきた戦争映画の中でも群を抜いて上位。傑作。
マイケル・J・フォックス×ショーン・ペン
この二人の演技合戦が凄すぎる、、

フォックスの真っ直ぐで信念を貫き通し続ける姿と眼差しは引き込まれるモノがあった。その正義感故に一切横にそれることなく、ずっと彼の気持ちに寄り添えて観れた。
ショーンペン演じる軍曹は、本当に冷徹で非道ぶりすぎて恐怖を覚えるほど。良い意味でイカれてた。

犠牲者=ベトナムの村の娘&バスに乗った留学生の2役を見事に演じ分けた女優さんも見事だった。メイクや髪形や仕草や表情が全く別人で、とても同じ人とは思えなかった。



「皆が嫌がる映画を作ってやった。ベトナム映画の最高傑作だ。現場では、ペンは軍曹ヅラで威張り、フォックスを孤立させていた。ある時険悪な雰囲気でフォックスに耳打ちしたんだ。テレビ俳優のくせに…ってね。さすがペンと思ったよ」(byデパルマ)

ベトナム戦争で実際に起きた米兵による少女暴行事件を題材に、ブライアン・デ・パルマ監督が描く戦争映画。

1989年
憲