ここにーる

民衆の敵のここにーるのレビュー・感想・評価

民衆の敵(1978年製作の映画)
3.5
もはやムックィーン。地味でお堅い話だとは知っていたけどマックィーン死後ずうっと観たかったやつで、ただ原型を留めずそこにいたのは毛むくじゃらで丸眼鏡をかけた家族思いだけど融通の利かない頑固者の医者の話で。実兄含む民衆から"敵認定"されて孤立した一家がポンポン投石に遭うシーンはよそ者ながらグサグサきてしまう。

『地獄の黙示録』のウィラード大尉のオファーを断ってでもやりたかったこととは(製作主演)。うーん…グレゴリー・ペックみたいな「強い父親像」を目指していたのか。一人だけガチャピンならぬ友情に熱い協力者〈船長〉がいてくれたのがせめてもの救いだった。マックよ、永遠なれ。