ディストピアものの古典といえば、フリッツ・ラングの『メトロポリス』と当作『来るべき世界』。
もともと、『メトロポリス』の未来都市造形に起こったH・G・ウェルズが色々言いながら作られた作品のようです。
そういえば、未来都市は地下に伸びていく、というようなことを言った建築家がかつていたんですが、『メトロポリス』がどんどん地上へと伸びる未来都市造形であれば、こちらはまさに地下に伸びる未来都市造形。
結局、後世のディストピア映画は『メトロポリス』的な系譜で映画建築が構成されていくのですが、H・G・ウェルズが生きていたらどう思ったんだろうな。