名作SF映画ランキング100選を鑑賞中。しばらくSF映画の感想が続きます。
第83位「来るべき世界」
(http://makemyself.blog64.fc2.com/blog-entry-778.html)
戦争によって文明社会が崩壊し、疫病が蔓延。疫病感染者を全員殺す事で封じ込めに成功するが、今度は独裁者による圧政が始まる。そこに1人の男がやってきてこう言う。「科学でこそ未来は開ける。」と。
これ、地味に面白いですね。エブリタウンという架空の街で起こる100年間を描いた、1936年の未来予想図なのですが、まるで人類の歴史の縮図みたいです。
「エブリタウン」という名前からも、この映画で起こる事は我々の身近でも起きうるという事なのですかね。
科学の発展によって忌むべき戦争が起きてしまいますが、結局科学でしか解決する方法は無いというところに強いメッセージ性を感じました。
1936年の映画なので流石にSF表現はちゃちいですが、当時は未来の月旅行にこんなイメージを持っていたのかというのを想像すると、非常に興味深いですね。