マサミチ

扉をたたく人のマサミチのレビュー・感想・評価

扉をたたく人(2007年製作の映画)
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9・11以降のアメリカのアラブ系移民の辛い現実を描く。

アメリカの日陰に佇むように生きる人たちの出会いと別れを終始慎ましやかにスタティックなタッチで描く演出が素晴らしい。

移民青年が主人公にジャンベの演奏を教える事により徐々に詰まってゆく距離感、青年の母親に主人公が淡い恋心を抱いていく流れでのぎこちない台詞のやり取りが特に印象的。

発展途上国についての本も執筆している大学教授とゆう主人公の設定も皮肉が効いてていい。
マサミチ

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