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天使にラブ・ソングを…の作品集のレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
4.6
どこに行っても自分らしくと思わせてもらえる映画

デロリスはヴィンスという男の愛人
ある日、ヴィンスが男を殺すところを目撃
秘密を知られたヴィンスはデロリスを追うが捕まえられず、デロリスは警察に逃げ込む。
裁判で彼を有罪にするまでの期間2ヶ月
彼女を匿う先は、酒も男もいない修道院。。。

【問題児】
デロリスは昔から、したいことしかしない。
授業中も先生に意に沿わないことばかり。
それは彼女がしたいことではないから。
修道院でも、
なんで祈らなきゃ?
なんで質素な生活を送らないと?
とさせられてることに疑問を抱き続けます。
子どもの宿題などと同じです。

【自分らしさ】
そんな彼女に転機が訪れたのは
ダメダメな聖歌隊に入れられた時。
彼女は元々カジノなどのショーで歌う女性だったこともあり、アレンジなども得意。
そんな、彼女が聖歌隊を自分風にアレンジしていくと、
教会に聖歌を聴きに行こうと続々人が集まる。
まるで、天使の歌声を聴きにくるように。

デロリスは面白い物が好き。
「カジノや酒場も面白い物から人が集まる
教会も面白くしたらいい。」
彼女らしい考え方ですが、
伝統を大事にしてきた修道長との考え方に
少し寄り添わなければと思うデロリスの姿も成長を感じます。

僕も実際ニューヨークで聖歌を聴きましたが、あんなミュージカルは観たことがない。
そらそうなんですが、
聖歌隊がやるからこそ
希少価値があるなと思うので観てみたいです。

デロリスだけでなく、
他の個性的なキャラクターが
垢抜けるシーンも素敵です。

中でもロバートの歌声は
段違い。天使の歌声を聴いてみてください。
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