なっこ

天使にラブ・ソングを…のなっこのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
3.3
コロナ禍で映画館にも通えず録りためたものを視る日々。この作品は、何度もテレビ放送されてた気がする、それでも最初に見たのはまだVHSが店頭に並んでた頃のレンタルショップで借りてきたものだったと記憶してる。そんな時代から映画もネット配信で公開される今、借りに外に出てなくてもよくて、メディアは姿を変え動画配信が主流で、もはやDVDやブルーレイといったモノの形も取らなくなりつつある。そんな時代の流れも改めて感じた。

不思議と、私がStayHomeのこの時期に切にみたいと思ったジャンルはミュージカルだった。だから視聴者リクエストでこの作品が放映されたのには納得。やっぱり歌には元気をもらえる。

今見ても素晴らしいのはヒロインの性格と変革の力、そしてそれを受け入れて自らも変化していこうとする院長のリーダーシップ。物語がちゃんとシスターシップの美しさに、支えられている点。

それにしても合唱もゴスペルも素晴らしいのに、ああ飛沫が飛ぶ…なんて思ったりしてしまうコロナ禍の恐ろしさ。映画の中のような日常が戻ってきて、また音楽も楽しめるような世界になって欲しい。映画が映画館で観られるような世界に。まだまだ時間はかかりそうだけど。
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