葛西ロボ

ソハの地下水道の葛西ロボのレビュー・感想・評価

ソハの地下水道(2011年製作の映画)
3.7
ポーランドのユダヤ人たちを救ったソハは、シンドラーのような実業家ではなく、杉原千畝のような外交官でもない、生活に困ればコソ泥も働く、一介の下水修理業者だ。彼らを下水道に匿った理由も、金と引き換えのビジネス。しかし、官憲に知られれば、ソハ自身の命もない危険な仕事だ。始めこそドライだった関係も、地上と地下、それぞれで起こる「命」のエピソードを通して、次第に変化を見せていく。金が無くても、地位が無くても、守れるものはあると教えてくれる作品。実話。