なお

ソハの地下水道のなおのレビュー・感想・評価

ソハの地下水道(2011年製作の映画)
4.2
主人公のソハはお金目的でユダヤ人を地下へ匿うが、次第に助けたい気持ちへと変わっていくのが見所。ソハの奥さんは大きな体格の女性だが、心も大きい。ユダヤ人を助けないでとソハに言うが、実際はソハに協力的で心優しい女性。ユダヤ人同士が争ったり、ソハに助けてもらってるのに感謝がないように描かれてるが、ネズミが這いまわる汚臭のする劣悪な地下で生活、感謝どころかまともな精神状態を維持すはるのは無理でしょう。それを14ヶ月も地下で生き延びた精神力。
女の子が弱ってきて両親が心配してると、ソハが危険を承知で、女の子に少しだけ外の空気を吸わせてあげる。
ソハの本当の優しさに触れる場面です。
あぁ、もう見つかる!というシーンが多いので、見終わったら肩が凝ってました。それくらい非常に重い映画。でもその分見応えがあります。俳優の演技力も見事です。

(字幕)
なお

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