ゾロ

王妃マルゴのゾロのレビュー・感想・評価

王妃マルゴ(1994年製作の映画)
3.5

16世紀のフランス宮廷が舞台
1572年から始まる物語は時代背景や
登場人物の説明が無いので、事前知識が必要

描かれる時期
ヴァロワ家の終焉間際(断絶直前)
絶対王政直前の混乱時代
国内はプロテスタント(ユグノー)の台頭
外交はスペイン(ハプスブルク家)の脅威
シャルル9世在位中→アンリ3世王位就任

王妃マルゴ:マルグリット・ド・ヴァロワ
フランス王アンリ2世と王妃カトリーヌ・ド・メディシスの娘。フランソワ2世、シャルル9世、アンリ3世の3人のフランス王の妹

カトリーヌ・ド・メディシスはメディチ家出身
ヴァロワ朝第10代フランス王 アンリ2世
11代 フランソワ2世 
12代 シャルル9世
13代 アンリ3世で断絶

後のブルボン朝初代フランス王アンリ4世は
ナバル王のアンリでその最初の王妃がマルゴ

本作の前に知っとくと良い人物情報
マルゴは、ギーズ公アンリを慕うが
母、カトリーヌの策略で(対プロテスタント)
ナバル王アンリと結婚させられる
祝いの式に来たプロテスタントが虐殺される

カトリーヌが溺愛するマルゴの兄アンリ3世
ラ・モール伯爵は、マルゴの愛人
シャルル9世が慕っていたコリニー提督は
プロテスタント派

脚色されているが預言者であり解剖と
毒の調合をするノストラダムスらしき人物


カトリックとプロテスタントの対立を軸に、
王后カトリーヌとマルゴやプロテスタント
ナバル王アンリとラ・モール伯爵
シャルル9世とアンリ3世
様々な対比で人物群像が描かれている
史実だと、アンリ4世はマルゴではなく
メディチ家と再婚している…
どちらかが、美化されて描かれているかな?
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