王妃マルゴの作品情報・感想・評価

「王妃マルゴ」に投稿された感想・評価

ヒメ

ヒメの感想・評価

3.8
監督 パトリス・シェロー
カンヌ国際映画祭受賞作品を観よう♪
1994年 女優賞②イザベル・アジャーニ

スコアは微妙ですが私は好き
「あなたとは寝ない、結婚は平和のためよ」
と言い好きなひとと激しく体を求め合いつつも体を張ってアンリ4世を守るマルゴが
とっても良かった!
政略結婚は平和と和解の象徴であったはず
宗教対立の最中愛憎に振り回され孤独と愛
時代に翻弄されながらも美を保ち自分らしく
愛するということに正直に生き抜いた逞しい
女性だったのですね
「一生守ると伝えてくれ、愛する者も一緒に」
と言ったアンリ4世も最後はなかなか
良かった。ふたりは友人関係となり
亡くなるまで続いたと。素敵です!

イザベル・アジャーニの妖艶さ◎
色気はエネルギー♡♡
akrutm

akrutmの感想・評価

4.1
アレクサンドル・デュマの小説『王妃マルゴ』を、パトリス・シェロー監督が映画化した作品。王妃マルゴ(と言っても、王妃になる前の話であるが)であるマルグリット・ド・ヴァロワを主人公として、のちのアンリ4世となるナヴァール王アンリとの政略結婚から、サン・バルテルミの虐殺、青年ラ・モールとの恋愛、夫アンリとの関係、母カトリーヌの思惑、当時のフランス国王であった兄のシャルル9世の死などが描かれている。王妃マルゴを演じるイザベル・アジャーニは、ヤバヤバ女性という役柄でないというがっかり感はあるが、当時すでに40歳近くにも関わらずこの美貌は半端ない。

個人的には、いかにも臭ってきそうな中世の風俗があまり好きになれないことから、ヨーロッパの歴史モノは一般的に好きではない。ヨーロッパ史を知らないと理解できない作品も多く(本作品もそう)、同じような名前がいっぱい出て来るので、ついていくのも大変。本作も最初の30分はかなり辛くて、サン・バルテルミの虐殺の描写もけっこうえげつなく、良いのか悪いのかはわからないが日本の時代劇はまずこういう描き方をしないなどと思いつつ見ていたが、中盤に差し掛かるころから俄然面白くなり、映画に引き込まれていった。マルゴ、ナヴァール王アンリと、母后カトリーヌ、兄のシャルル9世やアンジュー公アンリ(のちのアンリ3世)の関係性がどんどん変化していくストーリー展開も見応えがあった。

さらに、マルゴがなかなかいい女なのである。それは美貌という点もそうだが、政略結婚の相手アンリには関係は一切結ばないと宣言して、若者を愛人とするのだが、身内に命を狙われたアンリから逃亡の手助けを頼まれたら快く引き受けるという好人物なのも魅力的。もちろんこういう人物造型は、本当の王妃マルゴというよりは、デュマが小説として書いた虚構の人物像であると言われている。一人敵地に乗り込んできた形のナヴァール王アンリも好人物として描かれているが、これは歴史上もそうであったようで、歴代のフランス王の中で最も人気の高い王の一人である。

出演者が豪華なのも見どころである。イザベル・アジャーニの他に、ダニエル・オートゥイユ(ナヴァール王アンリ)、ジャン=ユーグ・アングラード(シャルル9世)、パスカル・グレゴリー(アンジュー公アンリ)、ヴィルナ・リージ(母后カトリーヌ)、ヴァンサン・ペレーズ(ラ・モール)、ジャン=クロード・ブリアリ(ガスパール・ド・コリニー)など、フランス映画界を代表する俳優たちによる共演が実現した大作と言っていいのだろう。
上旬

上旬の感想・評価

3.7
【第47回カンヌ映画祭 審査員賞・女優賞】
イザベル・アジャーニ主演の歴史ドラマ。カトリーヌ・ド・メディシスによって政略結婚させられる王妃マルゴを描いた作品。

暗いシーンがとにかく多く見辛いのなんの。ただイザベル・アジャーニの独特の存在感や、セックスシーンの色気は半端じゃない。

悪名高いサン・バルデルミの虐殺などドロドロした血生臭い宮廷劇は好きなので興味深く観られた。
ossi

ossiの感想・評価

3.1
フランス16世紀後半の宗教対立の時代。
王室に生まれたマルゴの半生の話。

マルゴは美しくて聡明。
仮面をつけて街に出ては男を漁り、兄弟との姦通の気配さえあるほど淫蕩。
宗教両派和解のための政略結婚を強いられるが、その結婚は虐殺(サン・バルテルミの虐殺)の舞台になってしまう。
自由を求めるけれど状況に翻弄される。

厳格な宗教と野蛮な現実。
「死人は土に埋もれ、生存者は恥に埋もれる」
イザベル・アジャーニが素晴らしい作品。豪華キャストを据えたフランス産の大作。キリスト教の歴史と美女の物語。

まあ長い。脚本をもう少しまとめてしまえられれば、もっとすんなり入るのだが、絵的な綺麗さだけが目に入る。

その昔、神父様にキリスト教の歴史は戦争と虐殺の歴史じゃないんですか?といったら泣かれましたね。
ストリーもさることながら、イザベルアジャーニの美しさが光る映画です。
整理がつかないこの気持ちに、いかにして光を射し込ませれば良いのか

パトリス・シェロー

「王妃マルゴ 」

時々出くわす(散らかった)映画。
(散りばめられた)ではありません。念のため。

砂と水とのけじめがつかない岸辺にいくら太い大木を打ち込もうと根元は瞬く間に揺らぎます。

だから観ている私たち頭の中には乱雲が漂うように、休むことなく雑念が襲いかかってきます。

主題も、役者の顔も、声も、画面の音も、色調も全てが我意だけを通すばかり。

しかも上映時間162分ですよ、あなた。

決して嫌いではないイザベラ・アジャーニが「カミーユ・クロデール」に匹敵する醜さで画面を横切る姿を見るのがとても辛かったです💦
tak

takの感想・評価

3.5
16世紀のフランス。ユグノーと呼ばれたプロテスタントとカトリックの宗教対立が激しさを増していた時代。国王の妹であるマルゴとプロテスタントの指導者であるナバラ王アンリの政略結婚により事態を収拾しようとした。映画はその婚礼から始まる。婚礼に列席するため、多くのプロテスタントが街に溢れていた。国王が頼りにしていたコリニー提督が何者に襲われる事件が起き、それは数万の人々を巻き込むサン・バルテルミの虐殺事件へと発展し、ナバラ王アンリは捕らえられ改宗を迫られる。しかしアンリやプロテスタントの貴公子ラモールを陥れようとする国王の母后の策が思わぬ事態を招くことに。

イギリス史ならまだしも、中世フランス史は世界史の授業でも馴染みがないパートだ。この映画で描かれる対立の構図や利害関係をきちんと理解するには、ちょっと予習が必要かも。僕も再生ボタンを押す前に、ユグノー戦争からナントの勅令までのフランス史を復習した。世界史の授業で使う資料集は映画鑑賞にとても役に立つ。皆さまも是非お手元に。

血塗られた宗教対立の歴史を描いたこの映画は、その歴史的事実がいかに悲惨なものだったかをこれでもかと鑑賞者に叩きつける。虐殺事件の翌日道の端に絶え間なく続く死体、その死体が集められて穴に埋められる様子、切り裂かれる皮膚から飛び散る血しぶき。信条が違うことが、こんなにも憎しみを生むものなのか。その悲惨さを思い知らさせる。

そしてラストは、ギロチンで死刑となった愛人の遺体を前に佇む王妃。現実なら目を背ける光景なのに、美しい絵画を見ているかのように心に焼き付けられるのだ。

全体的に暗い場面が多いし、男たちが国王を除いてみんな黒っぽい装束。何が起こっているのか分かりづらい面もある。だがそれだけに、イザベル・アジャーニの白い肌と、凛とした表情が映るだけで空気が変わる。仮面をつけて男漁りをする場面や、プロテスタントの貴公子を手当てしながら白い衣装が血で染まる様子までもが美しい。
qwerty6

qwerty6の感想・評価

4.1
based on the Novel
《La Reine Margot》
(1845)
by
Alexandre Dumas(1802-70)

Marguerite de Valois(1553-1615)
r.(Q.France)1589-99

Henri IV(1553-1610)
r.(France)1589-1610

Catherine de Médicis(1519-89)
r.(Q.)1547-50

Charles IX de France(1550-74)
r.1560-74

Hercule François de France(1555-84)
r.1576-84

1572:Massacre de la Saint-Barthélemy

from 1572 to 1574
プー子

プー子の感想・評価

3.5
淫乱で知られる王妃マルゴが陰謀渦巻く宮廷で真実の愛を見つけ、いかに生きたかを描く。

イザベル・アジャーニ(マルゴ)が美しすぎる。ヴァンサン・ペレーズ(ラ・モール)もかっこよすぎる。

陰惨で酸鼻極まる時代がまるで絵画のように描きだされて、みいってしまった。
予習は必須。公開当時に見たときは歴史背景をよくわかっていなかったのでちんぷんかんぷんだったけど、しっかり学習して挑んだので存分に味わえた。
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