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陽のあたる場所のkuuのレビュー・感想・評価

陽のあたる場所(1951年製作の映画)
4.0
ヒッチハイク+名刺+映画館+ラジオ+キス◎



貧しい青年が裕福な令嬢と恋に落ち貧しい女工との三角関係の末におきる悲劇を描いた作品です

なんともやるせないストーリーです
若気の至りに上流社会への憧れなどがひとりの青年を追い詰めて行きます
母親との確執と幼少期の体験から逃れたい青年の苦悩も理解できます
しかし、なんと軽率な…あまりにも短絡的で見ていて辛かったです
愛情と嫉妬で青年を追い詰めてしまう女工の気持ちも痛いほどわかります
裕福な家庭に育ち天真爛漫な少女の愚かなくらいに真直ぐな愛にも驚かされました

世の不条理をまざまざと見せつけられる作品でした

貧しい青年にモンゴメリー・クリフト!最初はギラギラしていますが次第に洗練され最後は見るも虚しい姿が印象的でした

令嬢にエリザベス・テイラー💕美しいだけでなく大胆で積極的な演技は圧巻です

女工にシェリー・ウィンタース💕垢抜けない可愛さと対照的に四面楚歌の状況に狼狽える姿が真に迫っていました

裁判のシーンは見物でした!ラストは耐えられなくなって首を傾げてため息をつきました

哀しいストーリーで考えさせられることの多い作品でした😢観て良かったです
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