陽のあたる場所の作品情報・感想・評価・動画配信

「陽のあたる場所」に投稿された感想・評価

はる

はるの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

穏やかなタイトルと主人公のジョージが真面目そうな好青年に見えたことから、てっきり感動のヒューマンドラマ系かと思ったら、想像していたのと全然違っていました。

不穏な空気を感じ始めた頃、ジョージの部屋にオフィーリアの絵が飾られているのを見つけて、俄然興味が湧いてきました。

改めてタイトルを考えると『陽のあたる場所』は上流階級の事を指しているのかしら?
資本主義社会を強烈に批判した作品ということですが、ジョージのやったことに同情は出来ませんでした。

モンゴメリー・クリフトに同情するなら「私は告白する」ですよね。

でも最後まで興味を持って鑑賞できたという点では面白かったです。
kassy

kassyの感想・評価

3.5
シオドア・ドラーサーの原作小説「アメリカの悲劇」の2度目の映画化されたドラマ。二股をして苦悩する貧しい青年、モンゴメリー・クリフトの表現が巧みだと思います。エリザベス・テイラーは奔放でとても美しく、シェリー・ウィンタースの悲劇のヒロイン振りも見事です。陽のあたる眩しい世界への憧れ、現実との格差も良く表れていました。 
Aka

Akaの感想・評価

3.6
誠実に生きていれば、"陽のあたる場所"に行けたはず、居れたはず…そういう話

「私は告白する」で見たクリフト…今回はそのイケメンさを充分に発揮していた
ただ、中身が全然イケてないので、、カスなので、、、アンジェラに共感はできなかったのだが、2人の女性の間・貧富の間に挟まれるジョージの葛藤が見事に描かれておりinterestingであった
私たちは別れを言うために出会ったのね、という言葉に全てがあった!
花薄荷

花薄荷の感想・評価

2.5
最後の牢獄での宗教的な説教場面がきっとこの作品の主題であり伝えたいことなんだろうと、美しい音楽に感心しながら納得した。

煩悩に溺れ続ける業の数々が開始早々から派手に描かれていくので、だいぶ唖然としたしヒヤヒヤはした。
hasshi

hasshiの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ウッディ・アレンの「マッチポイント」と比較すると更に興味深い。同じようなストーリー展開でも、全く違う味つけになる。各出演者の個性や演出も、それぞれの妙味がある。両方見て、比べて鑑賞した評価。ウッディ・アレンが、この映画を意識していたのか?よくある物語展開なのか?映画を良く鑑賞している人達と議論をする機会があったら、いろんな視点で話は尽きないだろう。いつの時代でもある永遠の文学的なテーマを、まさに映画として鑑賞をするならば、この2本を見比べる事をお勧めする。
私が感じたのは、ウッディ・アレンの圧倒的才気とエリザベス・テイラーの完璧な美貌。女優というか、美女の存在感。こんな女優、今や居るのかな?
田舎の兄ちゃんが突如夢の世界に入り込んでとっ散らかっちゃった。
悪者にはなりたくないっていう、男のエゴと浅はかな考えが悲劇を招いたのかな。
だったらちゃんと別れ話をしなくちゃ。
最初は可愛らしかったアリスちゃん、話が進むにつれて酷い顔になっていく様がなんとも。
好みじゃないけど、とっても綺麗なエリザベス・テイラー、最後に会いに行かなくていいよ。
映画として成り立たなくなっちゃうけど。
NHK BS-Premiumを録画しての鑑賞。
主役のモンゴメリー·クリフトのキャラクター設定が、成功願望の高い青年という言う割りには計画性やしたたかさに欠けた場当たり的なジクジクタイプで、こういう“ダメオ”に恋しちゃった2人の女性が馬鹿だったということ?!ちょっと違いますかな···
モンゴメリー·クリフトと言えば、ヒッチコック監督の『私は告白する』でも内省的で寡黙な神父を演じていたので、私の中では優柔不断キャラのイメージが出来てしまいました。
蛇足ですが、エリザベス·テーラーが気を失って床(正しくはラグの上)に倒れ込む演技が迫真で、観ていても痛そうで女優魂を感じました。
song

songの感想・評価

4.0
没頭させる力ある作品
カッコいいプラス演技力まで装着してるわ
otomisan

otomisanの感想・評価

4.0
 死刑を待ちながらジョージがアンジェラとの事を反芻するようだ。そうすることで殺したんじゃないアリスの事を胸底に塗り込め、将来あるアンジェラを庇い彼女との関係を口外しないよう努める心の歯止めとするのだろう。
 教誨師にも母親にもひた隠すアンジェラの事から、この物語がもうドライザーの「アメリカの悲劇」ではなくジョージ個人の物語に生まれ変わっている事が実感される。ドライザーの頃、物語は最後、この母親に引き継がれ、刑場に散った息子の轍を踏ますまじと孫を巡っての成り行きで閉じるが、かの孫の世代がジョージに相当する格好である。悲劇が様相を変えて繰り返されるようでもあるが、ひと世代後の世の中に接してジョージはいつも覚束なげであるが意図した覚えのない殺人で不条理な死を宣告された自分の何と向き合いつつあるのだろう。

 ジョージもまた神に対して正直なつもりなのかもしれない、だからボートを転覆させるつもりも、アリスが死ぬよう仕組む事もなかったと臆するところなどないのだろう。そこへ現れるアンジェラがもたらした今でも愛しているの言葉がなければ、あるいはただ頑なにこころの内の事実に凝り固まるだけであったに違いない。
 アンジェラは大人たちをどう説得したのか、もとより説得を受けるべき年齢でもないから我から面会するのか。ただ、ジョージへの思いが変わらない事を伝えに現れるのであるが、ジョージは自分の片想いではない事をこうして確信し、それがため、アンジェラが常に自分の内にいた事を認めることで却ってアリスがいなくなる算段を着実になぞったあの時の自分が気の迷いではなく、自分とアンジェラとのために行動していた事を突き付けられたのだ。

 審理の経過はどうあれ、それが裁かれる理由であり死刑を受け止める理由である。偽りない心を確かめ合いながら、愛を受け容れることで罪を作った自分を死んだのち忘れろと求めもう省み告げる事もなくなったジョージが果たして正しい事はひとつだけとアンジェラとの事であたまをいっぱいにして死刑台に進むのが神の御存念に添う事とどうしても思えないのはさらに70年も過ぎた今だからだろうか。
 むしろ、生きて二心の無さを誓ったアンジェラに返した誠心、それを引っ提げながら、しかし、にもかかわらずアリスも愛したのです、あなたが誰よりご存じのはずですと最後の審判者に突き付けるジョージが人として正しく思えてならない。いったい神は何のためにヒトを作ってしまったのだろう。ドライザーの頃はまだヒトの努力でそんな問いを回避できると僅かな望みが潰えてなかったのかもしれない。
torakage

torakageの感想・評価

3.6
貧しい家庭に育ったジョージは、社長をしている伯父に出会い職を得る。あるきっかけで同じ職場のアリスと深い仲になっていくが、憧れていた社交界の花アンジェラと両思いになり、アリスを疎ましく思うようになる。

こんなに劇的じゃなくても割とよくある状況なんじゃないかと思う。こっちを選んだけど後からいいのが出た、とか。思い当たりません?まあこれは相手が人間だけどね。でもジョージがそんなに極悪非道とは思わない。打算はもちろんあるだろうが、経歴や心情はほぼ率直に言っているし。
全てが明らかになってもアンジェラはジョージを見捨てなかったのがびっくり。
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