ゾロ

陽のあたる場所のゾロのレビュー・感想・評価

陽のあたる場所(1951年製作の映画)
3.5
BS自動録画分鑑賞

事前情報無しの恐ろしさよ…

ジャケットやジャンルから得た印象と
180度違う物語

カラーでは無く、モノクロ
恋愛ドラマでは無く、サスペンス
悲恋では無く、自業自得
愛では語れない想い…


心では、死を望んだ
いわゆる、潜在意識で死を望んだ事が
命の危険を招き、
いざという時に助けられる命を見捨てた…
そんな、やりきれない話

それは、直接手を下していなくても
殺意が無かったとは言えないし
愚かに見えるけど、本人はひたすら言う
『手は、下してないんだっ!!』

物語の4分の3ぐらいで
一気に描かれる展開の速さは
深く考えない男の行動とも思えるが
一変した世界で、地位と欲望に必死に
しがみついた行動とも思える

出会い、恋愛、成り上がり、目移り
二股、望まむ妊娠、事件発生、逮捕、裁判

そして、残りの4分の1ぐらいで裁判と結末

裁判見てても、お前が100%悪いと思うが
時代や環境の犠牲とも言えなくも無い…
分相応とも言えるが、環境が変わった事で
生き方や性格が変わってしまう人…
そんな人の話でも有る

3.8の国際女性デーの記事を読んだ後なので
1960年代に、工場で働く女性や待遇に
社会の変遷を少し見れた

因みに、日本のランキングは27位

OECD=経済協力開発機構の加盟国のうち
主要29か国の「女性の働きやすさ」について、
男女の労働参加率や給与の差など10の指標に
基づいてランキングを発表
ゾロ

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