ロアー

愛が微笑む時のロアーのレビュー・感想・評価

愛が微笑む時(1993年製作の映画)
4.5
はぁ...めちゃくちゃいい映画だった...
ストーリーはシンプルなものの、ずっと心に残り続けて、ふとした瞬間にまた見返したくなるような、そんな80~90年代の名作特有の雰囲気をもつ映画だった。

4人の幽霊たちと楽しく過ごす幼少期のトーマスがかわいくてかわいくて、冒頭はほっこりし通し。でも、自分たちが見えてしまうとトーマスの成長に良くないと決めた幽霊たちは姿を消してしまう。この時の「行かないで~!」と泣くトーマスの姿が切なすぎて、思わず私も泣きそうになった(まだ開始30分足らず)。

その後、トーマスは成長して子役からロバダウにバトンタッチ。幽霊たちに憑依されたロバダウの演じ分けが面白くて声を出して笑った。会議の席で女性の幽霊に憑依されてしまったロバダウが特に面白い。上司に抱き着いた挙句、頭にチュッ!としたり、とにかくやり過ぎでしかなくてめちゃくちゃ笑った。しかも女性っぽい仕草や目つきのロバダウが本気でかわいいの♥
別の幽霊に憑依された瞬間ガラッと様子が変わって、今度は女性を口説き始める演技の切り替えもすごかった。やっぱりロバダウって演技うまいよね。

U-NEXTには吹替しかなかったけど字幕で観たかったな。ロバダウ本人の声で演じ分けを聴いてみたかったのもあるし、ロバダウの声を牛山茂さん、女性の幽霊の声を深見梨加さんが演じていたので、どうしても「フレンズ」のゲラー兄妹が頭に浮かんじゃって。でも実はDVDを持ってるので、後で字幕でも観てみよ。

心残りを晴らした幽霊たちとお別れしていく度にじ~んときちゃったし、子どもの頃一緒に歌っていた「♪Walk Like a Man」をみんなで歌いながら通りを歩くシーンが好き過ぎてまた泣きそうになっちゃったし、はぁ~もう、こういう心が温ったかくなる映画大好き❤︎
ほっこり幸せな気分にしてくれる本当に素敵な映画だった。
ロアー

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