よだれどり

座頭市喧嘩太鼓のよだれどりのレビュー・感想・評価

座頭市喧嘩太鼓(1968年製作の映画)
5.0
興奮。三隅研次ってこんなにケレン味あったっけ。三隅なのか加藤泰なのか清順なのかわからなくなってくる。ローアングルで画面を歪ませまくりズームしまくり。太鼓が鳴り出してからの殺陣がなかなか見応えあるし、刀を構える佐藤允を流れながら収めるショットなんかこれしかないと思わせる。決闘の最中、足元のアップと砂利の音で市が耳を頼りに動いているという説明ショットののち、もはや砂利の音はなくなり足元のアップと太鼓の音だけになる演出に妙に感動した。
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