座頭市喧嘩太鼓の作品情報・感想・評価・動画配信

座頭市喧嘩太鼓1968年製作の映画)

製作国:

上映時間:83分

ジャンル:

3.8

「座頭市喧嘩太鼓」に投稿された感想・評価

偉大なるマンネリとでも言うべき作品。女の人が窮地に陥り、助け、それに関わる侍と最後決闘という筋書き。三田佳子がヒロインだが、良く見ると栗山千明に似ている。そう考えると日本の女優の系譜は、あまり変わらないと思いました。相変わらず、凄まじい殺陣は、見事だが、決めのポーズの時の表情が哀愁とも切ない気分になり痛快な感じがない所が魅力ですね。
酢

酢の感想・評価

3.5
悪癖で最近はどんな映画も必ず途中一回は止めてしまうんだけど、これはおもしろ撮影の連発で最後までノンストップで見れた、ので面白いんだとは思う。でももうちょっとエモくしてくれてもいいのに……とか。いや、三田佳子周りのシーンはエモいが、三田佳子中心にしてはとっ散らかってて、後期座頭市と比較するには小ぢんまりまとまった、過渡期っぽいな〜という印象があるんだなあ。
1MD

1MDの感想・評価

4.0
お袖と市が出会う時には「雪」が降っていて、別れの時には「霧」が立ち込める。市に重ねられる気候的なイメージの変化(雪→霧)は、ラストカットで市が日差しを受けることで蒸発に至る。座頭市は一時的に現れ消えていく存在であり、ほとんど神の使いに等しい。佐藤允とのバトルで市が高速で複数回斬りつける所があるのだが、こういうとこはシンプルに上がる。
憚り

憚りの感想・評価

3.0
最初15分のテンションを持続できればあるいは……
しかしあの90度回転の効果はさっぱりわからん。
てつじ

てつじの感想・評価

2.6
アメリカンニューシネマ台頭時期の影響があったのだろうか?この作品において座頭市は、シンボリックなヒーロー像とはかけ離れたイカサマ博打を打つ小悪党の一面まで見せる。そのせいか、市の善悪がブレて一番の悪党が市のように見えた。
出だしがコントのようだった。まだ二十歳そこそこの三田佳子が若い。ミヤコ蝶々も若い。市と、藤岡琢也の掛け合いがよろし。水戸黄門のイメージが強い西村晃も悪役が似合う。英題「Samaritan Zatoichi」

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/kenkadaiko
座頭市は映画版三分の二くらいとテレビ版三分の一くらいしか見てないので、まだ見てないのが多くて(北野武は北野版の準備時に映画版26本テレビ版100本全部見たとか見ないとか)、このフィルマークスのレビューですごく褒めてるのがいくつもあって興味が出てまだ観てなかった『喧嘩太鼓』見てみた。
ストーリーが本当にクリシェ化していて作り手側も全くそこは眼中になくて、そのため演出だけが前景化するという、この後に始まる勝プロ制作の作品群を予告するような、もしくは大映座頭市の総括のような集大成のような、上級者向け座頭市or初めての座頭市がこれというのもありな感じ。座頭市が凶状持ちでヤクザの間では有名な俠客、という中期以降の設定が捨てられていて原点回帰的趣きもある。
単体で見ると工夫を凝らした演出だらけとはいえ後の作品や以前の作品で見たような演出ばかり(特にテレビ版で色々引用されていると思う)なのでほとんど座頭市ワールドの総集編というかコラージュというかパッチワークみたいなものを見ている気分になる。
ゆえに1989年版『座頭市』のプロトタイプのようにも思える。
でもドシンプルでかつサイケデリックなタイトルバック映像があまりに斬新でかっこよすぎてそこが頂点だった。

(レビューの中にズームがすごいみたいな記述が何件かあったので、ズームなんかあったっけと思ってわざわざ見直した(2倍速で)のだが、ズームなんか一回も使ってなくて、ドリーイン(トラックアップ)のことをズームと言っているのか、ポン寄りの超クロースアップみたいなのをズームと言っているのか、謎だった。
終盤の暗闇の立ち回りシーンの照明が狂っててすごいみたいなレビューがいくつもあったが、何のことはなく龕灯(がんどう。江戸時代の懐中電灯みたいなもの)を使ってスポットライトみたいにやっているだけで、目明しや岡っ引きがゴヨーダゴヨーダ言うような時代劇ではたまに見るような演出で、それこそ伊藤大輔とかの超昔の映画でも見たことあるような気がする。そのシーンのセットも狂ってるみたいなレビューもいくつかあったが、これはスポットライトが照らされる前の完全な闇のショットになっている間に市が土間のほうに移動していてそっちを撮っているだけで、土間の壁がのっぺりしているからスポットライトのきつい光でピンポイントで照らされると書き割りのような雰囲気もあるが、実際普通のヤクザのお屋敷の中のセットのままやっているわけなので何も狂っていなかった……)

座頭市シリーズは勝新太郎監督作(特にテレビ版)は置いておいても池広一夫監督作のほうが、三隅研次のものよりいいと思うが、この頃は三隅の演出もいちばんいい頃だと思う。三隅は思うに『大菩薩峠』1作目辺りが転換期で、その辺から作風というものを確立し、それはドイツ表現主義映画のバリバリの影響というもので、どんどん洗練させながらこの表現主義が70年代頃になると劇画原作映画になって、また違った感じの表現主義がプラスされていく(あんまり知らんけど)。

最後の佐藤允との決闘は、殺陣の技術より映像を見ることの面白さとして、近衛十四郎や三船などとの決闘も超えてシリーズ最高峰だと思う。特に一度斬られてなお手ぬぐいを噛み息を殺して最後の一太刀を浴びせようと振りかぶる佐藤允に駄目押しのように超高速で二回転しながら三回斬りつける座頭市の流れ、すさまじい。
あとこの佐藤允が演じている浪人のキャラクターがめちゃくちゃ昭和のセクハラ野郎って感じですさまじい。
くずみ

くずみの感想・評価

3.8
後期座頭市の佳作。ここでの市はヒーローではない。義理を欠く行いに厳しく、不当な扱いには相応の返答をし、時には汚い手も使う。光と影を生かしたケレン味ある殺陣が光る。コメディパートとのバランスもいい。短い場面でも作り込んだセット。繭玉に季節感。佐藤允には飛び道具を持たせたかった。
アノ

アノの感想・評価

3.5
何もない話をガンガン省略かつ場面転換してむりやり映画にしている。
終盤の熊吉一家での立ち回りの現実味ゼロのセットとイカれた照明(目が潰れるかと思った)にビビる。
市が姿を表してから熊吉たちのリアクションへの切り返しが完璧。

カメラ傾けて巨木を画面に納めてるショットも意味不明ですごい。
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