座頭市喧嘩太鼓の作品情報・感想・評価

座頭市喧嘩太鼓1968年製作の映画)

製作国:

上映時間:83分

ジャンル:

4.0

「座頭市喧嘩太鼓」に投稿された感想・評価

佐藤

佐藤の感想・評価

-
最高。

ラストの立ち回りが良い。強い剣客との戦いになると寄るのが良いねぇ~
チェケ

チェケの感想・評価

4.0
座頭市の歌で「斬っちゃならねえ人を斬っちまった時は…」とあるが、今作が一番歌詞にぴったり。
R

Rの感想・評価

4.0
やはり三隅研次の撮る座頭市が1番良い。

殺陣も、博打も、ユーモアシーンもそうだ。

-最後の対決のシーン-
太鼓が鳴り始める前に敵の足元を写して足さばきの音を観る者に聞かせ、
更に太鼓が鳴り始めた後にも同じく太鼓で音がかき消された状態の足さばきのアップを抜くことで、
市の生命線が断たれた状態での対決だということが改めて印象付けられる。

このカメラワークの見事さはこれでは終わらない。この流れは、同時に
"太鼓が鳴り終わったその時に勝敗が決まる"ということも既に示しているのだ。
シズヲ

シズヲの感想・評価

4.2
今回は斬っちゃあならねえ人を斬っちまったいっつぁんが仁義を果たす。とはいえ話自体に目新しさは無いし、業に関してもそこまで深みをもって描かれている訳でもない。それでも見せ場は多いし、普通に楽しめる娯楽作になっている。

結構ユーモラスなシーンが多め。簀巻きのいっつぁん、無理やり乗馬するいっつぁんなど、普段は見られない貴重ないっつぁんの姿が見れるのが面白い。ただ愉快なだけではなく、引き締まるところはちゃんと引き締まってくれるので安心感もある。気さくな渡世人の新吉や市を付け狙う浪人の柏崎など、登場人物もなかなか印象的。

三隅監督なだけあって、やはり居合の描写は飛び抜けて巧い。抜刀の静動、間の使い方、カメラワークなどの見せ方が秀逸。カツシンの殺陣の切れ味も冴えていて凄まじい。終盤の太鼓の音が鳴り響く中での一騎討ちも緊迫感に満ちていて実に良かった。同じく太鼓が出てくる「歌が聞える」と違って、相手が達人なだけあってか普通に追い詰められていたのも対照的で面白い。
三田佳子がファムファタールでありマクガフィンの役目。市を含む全員が入り乱れ必死になって彼女を取り合う。
今回、座頭市は渡世の義理で人を斬る。ただの見届け役だったはずが、市は自ら進んで人を斬ることとなってしまう。これが原因で、座頭市は孤高の流れ者から畜生の人斬りに身を堕とす。
斬ってはいけない人を斬ってしまった座頭市はいつもの調子がでない。女の前でしどろもどろになったり、サイコロでイカサマがバレて追い詰められたり、殺人の濡れ衣を着せられたりと、シリーズのなかでも珍しい姿がみられる。
太鼓の音が鳴り響くクライマックスの佐藤允との決闘は緊張感があるが、音があまりにもうるさいので盛り上がりそうになるのを半減させてしまっていた。BGMとして違和感のない音楽だったら尚よかったと思う。
コミカルな市さん、藤岡琢也との2ショットにも、あじがあります。

暗闇でスポットライトの殺陣から、太鼓の響く決闘。昂まります。
初)三隅監督座頭市作品。座頭市独特の殺陣の廻し方はお手物…唸ってしまいます。市のダンディズムは相変わらず。三田サン、藤岡サン、西村サン、佐藤サン皆さんお若く歴史を感じさせる。(蝶々サンも背筋がピンとしていた…)座頭市シリーズを全て鑑賞しなければと思わせる作品でした。やっぱり市は勝サンだなぁ~
Catman

Catmanの感想・評価

4.0
盲目の座頭市が的当て屋で達磨さんを落としまくるコミカルなシーン。ヒロイン三田佳子の悲劇的な過去が不意にフラッシュバックするその映像が、サイケデリックなスローモーションではっと息を呑みます。他にも暗闇で照明を上手く使った斬り合いのシーンなど、三隈研次監督らしい映像への拘りや工夫が随所に観られます。イイネ!

本作は1968年公開、シリーズ19作目。最高大傑作の第1作が1962年公開なので、6年間で19作というハイペース。シリーズを追って観ているとマンネリと感じるのかもしれませんが、座頭市ビギナーの私には十分エキサイティングです。本作は些か深みと凄みには欠けるものの、シリーズの定番要素がバランスよくまとめられていて楽しい。これでラストの浪人との対決にもう少し見せ場があればなー。手ぬぐいをグッと噛みしめ痛みに耐えるシーンはハッとします。
共演者は特にコメディリリーフ系のキャストが良い。イチと絶妙のコンビネーションを見せる藤岡琢也、的当て屋の夫婦、玉川良一と曽我町子も笑えるし、ミヤコ蝶々は普通に上手い。勝新のコメディ演技も流石。
マツダ

マツダの感想・評価

5.0
一回斬られた後に手ぬぐいを噛んで痛みに耐えながらもう一度市に斬りかかろうとする佐藤允、執念を感じる
眠狂四郎に比べると三隅の「座頭市」は若干落ちると思っていたが、本作を観て考えを改める。濃密な演出が終始連続する、正真正銘の傑作。欲を言えばラストの決闘では太鼓の音が途切れた後、お互い音を出さずに相手の様子をうかがうような「間」があればなおのこと良かった。

映画的なご都合主義を実践しただけのシナリオ。それ故に本作が不出来だというならば、ロメールの映画は全て駄作になってしまうだろう。
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