木野エルゴ

ブルー・ストリークの木野エルゴのレビュー・感想・評価

ブルー・ストリーク(1999年製作の映画)
1.8
ダイヤ強盗犯のマイルズが逮捕される前に獲物を隠した場所は、マイルズが出所する頃には警察署になっていた。隠したダイヤを取り戻すために警察官に偽装し、通気口を捜索しようとするも次々と邪魔が入り、さらには事件も発生して現場に出る羽目に。元犯罪者視点から事件を解決してしまい着々と出世してしまうが…

明らか挙動不審なのに身辺調査もされず、数日間で何度も出世するってだいぶありえないし、警察署のメンバーはお人好しばかり。ギャグを挟みながらHIPHOPが流れてカーチェイスやアクションが繰り広げられる。昔の警察コメディものってこういう荒唐無稽さが売りだったよなと懐かしく感じた。

ただひとつひとつの小ネタが長く、それが少々テンポを悪くしてる気がした。笑いのツボやテンションが合う人には面白いだろうけど、個人的には少し退屈。ラストシーンは気が利いててかっこいい。

吹き替えで見たんだけど、ルーク・ウィルソン演じるカールソンが騙されやすいお人好しキャラで、さらに声が宮本充さんだったのでどうしてもこち亀の中川を思い浮かべずにはいられなかった。
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