未亡人となった女性が過去を振り返るロマンス作品。
夫を失い未亡人となった美しい女性。
夫の遺品を整理しているときに、20年前に自分が16歳の時に初めて参加した舞踏会を記録した手帖を見つける。
そこには舞踏会で誘いを受けた10人の男性の名が記されていた。
これまでの自分の人生を振り返り、未来の自分がどうすべきかを考えるために、手帖に書かれた10人の亡霊たちに会いに旅に出る。
「過去の私を見つけに行くわ 失われた時を求めて」
彼らと再会するたびに、当時の舞踏会での口説き文句が蘇る。
「凍てつく寂しい廃園を二つの影が通った 彼らの目は死に 唇に色はなく 会話もわずか凍てつく寂しい廃園で二つの亡霊が過去を偲ぶ……」
「希望に満ちた日のソナタ♪」
「君は春の湖のごとく私を見つめる」
「愛してる おかしくなるほど 誰と結婚しようとも心は君に」
「愛してる 一生」
「次は僕と踊ってください 僕はあなたを一生愛します 一生.......僕にはあなただけだ!」
果たして彼女は自分の生きる道を見つけることが出来るのか?
初めての舞踏会で、十人の男性から口説かれれば、そんな素敵な想い出は忘れらないですよね。
それぞれの男性がたどった人生。
いろいろです。
「初の舞踏会は大切なもの 初めて吸うタバコと同じくらい」
少しビックリなセリフです。
それはさておき、素敵な想い出の物語です。
BS TVで鑑賞
第5回 ベネチア国際映画祭にて最優秀外国映画賞を受賞(1937年)