がく

地獄門のがくのレビュー・感想・評価

地獄門(1953年製作の映画)
3.7
邦画初パルムドール受賞作品

生きて地獄の門をくぐる

なんと言っても、京マチ子の存在感。圧倒的演技力と妖艶さ。これには驚かされました。雨月物語の時の京マチ子に近い感じがありました。

主人公は最初の方は応援できたんですけど
、途中からはもう完全にこいつストーカーのクズやろうじゃんとしか思わなかったですね。笑

愛なんて力で奪い取れるわけないんですよ。これが愛の代償だと。

当時の人たちがこの映画を見た時の衝撃を考えると本当に凄かったんだろうなと感じます。今見ても、この色彩や衣装には凄みを感じます。これが大映の本気か・・・
セットもものすごくて、完全にタイムスリップしたみたいでした。
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