このレビューはネタバレを含みます
平家物語、源平盛衰記にある袈裟と盛遠の物語。菊池寛原作。
久々に執念深い愚かな愛の劇を観た。
周りから笑われ諭され、想い人である人妻本人からもきっぱり断られてもなおも自分のものにせんと執着する。想…
ベネチア銀獅子賞。またしても京マチ子たん!大和撫子萌え!雨月物語の時のような恐さはないが素晴らしい。
男の方はまさにストーカー。気の毒なマチ子さん。
話はなんて事ないが、画面の美しさは特筆モノ。…
平安末期の粘着質な男の物語。
不倫ってこの時代でもバチクソに叩かれるんですね。(笑)
物語中盤から主人公の暴走が酷くて巻き込まれる人全員可哀想だった。
琵琶法師はまたもや傍観者のように振る舞ってた…
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皆さんは『若気の至り』なんてエピソードはお持ちですか?いわゆる『黒歴史』ですね😆
まあ、人間生きていれば、何かしらかの『やらかし』は付き物ではないでしょうか。
今作は様々な逸話をお持ちの文覚聖人…
麗しき映像美と現代ではいまいちノリきれないゴリゴリキャラクターの盛遠ですよ
心中を打ち明けられなかったと悲哀にくれる渡と恋は盲目状態でたそがれる盛遠の男二人に比して、自分の意志で行動に移した袈裟の…
色彩研究の第一人者和田三造が色彩指導し、撮影は「源氏物語」で評価の高い杉山公平の衣笠貞之助監督作品で、カンヌ映画祭グランプリ、アカデミー賞衣装デザイン賞等受賞し、平家物語絵巻差乍らのジャポニズム効果…
>>続きを読む今作の見所はやはり京マチ子さんの衣装を中心に美術の絢爛豪華さだろう。
長谷川一夫さん演じる高遠は、かなりヤベー奴だが、清盛の治世で世に出るには、あの押し出しの強さが必要だったのかも知れない。
其…
心の弱さは人間の愚かさなのだろうか
計算された映像美、色彩の鮮やかさからは衣装や小道具へのこだわりを強く感じる。
特にお気に入りなのは冒頭。
走り抜けるたくさんの美しい着物を着た人々に合わせるよう…
©KADOKAWA1953