ラマさん

惑星ソラリスのラマさんのネタバレレビュー・内容・結末

惑星ソラリス(1972年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

結構時間かかって見てたけど終始リラックスして見れた。制作されたのが2001年宇宙の旅よりも後でSF描写の簡素さの割に新しいなって気がした。予算なかったのかな。地味に伏線もそれなりに張ってて気が抜けない。ラスト気味悪く終わらせたなぁ、新しい軌跡を待つって島に残って奥さんを待つって意味なのか。後雨に無関心なの最初もやってるから最初から地球じゃないのかもなぁ。
失ったときに初めてその価値に気づくとは失ってそれの存在の有無を比較するようになることで必要なものだったと知ることなんだと思う。「真実のためには謎のほうが都合がいい」とは必要だという真実に失って気づくよりも謎なままにその価値を享受するほうが都合が良い。その謎は幸福だったり命だったり、はたまた愛だったり奥さんだったりする。「火の鳥」で母なる地球を愛していた老人は失うことで初めて関心を持ち、その想い合う時間が愛することに至ったのだろう。
ということは最初から地球じゃなかったってことを通して地球をもっと愛せって意味なのではと思った、いやまさか。
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