このレビューはネタバレを含みます
ソラリス
意識と呼応する海
そこに幾度と浮かび上がるのは妻
毒薬を飲んで10年前に死んだかつての妻
思い出すのは雪の日の両親(母)との記憶
「特別な別れほど時間が経ってから…」
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水草
雨
海
雪
川
木の葉
それは彼の喪失と向き合う意識に呼応して
現れて、
人間に必要なのは別の星ではなく「鏡」
良心を映す水面。
彼が死んだのは恐怖ではなく「恥」のため
/
人が人を愛すこと
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メモ
・冒頭の水草と
妻の思い出が入ったステンレス缶に生えた苗
・妻の写真を燃やした今の焚き火と
かつて両親と焚き火してた過去の焚き火と
ソラリスでの灯りの火
・汚れた腕を母に流してもらい
父に降り注ぐ雨を
今度は自分で抱擁してるところ