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惑星ソラリスのkenkenのネタバレレビュー・内容・結末

惑星ソラリス(1972年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の水草が映るカットから、その色使いと静謐な空気感に惹かれた。宇宙ステーションに入ってからは延々と不気味な室内劇が続き、これがまた長いけど何故か観れる。長回しのカメラワーク、フレームアウトした先で何かが起こっている。

妻や母との過去を清算しても、次のノスタルジーに浸る事を選びイメージに縋り続ける主人公。悲劇的な結末に思えるけど、一方で理解できてしまった。

体調が万全の時に観ないと寝るし疲れも増す。冗長でしつこいと感じる瞬間もある。でも好きだった。
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