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花形選手のtのレビュー・感想・評価

花形選手(1937年製作の映画)
4.0
「勝った方が良い!」
時代柄、富国強兵感が漂うが内容は相当ライトで笑える。
佐野周二VS笠智衆の駆けっこ対決は癒しそのものだ。直線を練り歩く軍隊に子供や女性達が加わっていく様は微笑ましいが、撮影にPOV的手法を使っており相当臨場感ある(当時は本当に新しかったんだろう)。
日守新一の気弱キャラや、「デートリッヒ」「ケイリーグラント」の固有名詞登場も笑みがこぼれる。
無理やり親子の話や恋愛要素をねじ込んでいる感じで脚本は雑っぽいが、とにかくこの脱力感が心から好きである。
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