転覆した豪華客船からの脱出劇を描くサバイバル・パニック映画。転覆後に生き残った乗客たちが、生存を賭けて天地逆転した船からの脱出に挑むというストーリー。
子どものころにレンタルビデオで家族で観たことがあって、結末がとても印象に残っている作品だった。あとひと息のところだったのにどうして…というのをずっと覚えていて今回再鑑賞した。
リーダー格の神父さんは、神父としては型破りだが、窮地に立たされても諦めることのない強い心を持った人だなと思った。もし自分が同じような状況に追い込まれたら、諦めるか、諦めなくても自分だけでも助かろうと必死になると思う。
ストーリー的にも、ピンチピンチの連続で、メンバー同士のぶつかり合いもあって人間ドラマ的にも見応えがあったと思う。50年以上も前の作品だが今観ても面白く、パニック映画の傑作といっていいかも知れない。
同じくらいの年代のパニック映画で『タワーリング・インフェルノ』があるが、似通ったものを感じる映画だった。時間が短い分、こちらの『ポセイドンアドベンチャー』のほうが観やすいと思うので、気になった人には観てほしい。
