昭和らしい異常な世界観の映画。原作の序盤の最初の犠牲者のエピソードだそうです。この時代の邦画の大袈裟な演技とコンプラ等気にしない大胆な設定を楽しむ作品。なんでそんな事になって行くのか解らず、主人公達がイカれて行く姿は、笑いを誘う。船越英二さんが、ホント気持ち悪い。面白い作品でした。
モデル·島アキのヌード写真の個展が開かれ評判になる。盲人の青年は、アキに興味を抱き、彼女を誘拐し、人家から離れたアトリエに監禁する。彼にとって、触覚の快楽が最大の喜びで、女体の手触りが最高だった。アトリエには無数の目、口、鼻、乳、手、足等の女体の彫刻を壁一面に飾っていた。最高の女体であるアキに力付くでモデルをさせるのだが…。
ネタバレ↓
何度も逃げようと試みたが、彼や彼の母に引き戻され、諦めた振りをして、青年を誘惑するアキ。母が息子が手玉に取られている姿を見て、アキを追い出そうとしますが、息子に見つかり、3人で揉み合いになります。母が柱に頭をぶつけ亡くなりました。母を埋め、暗いアトリエの中で、青年はアキを犯し続け、アキは段々青年を好きなり、2人は快楽の世界に浸る。アキの視力が暗闇にいたせいで退化し、触覚が鋭くなり始めるとエスカレートとし、傷付け合う事に快楽を覚え、噛む事から、刃物へと代わり、ラストは四肢を切断して欲しいとアキが頼み青年は、実行。そして、自分も胸を刺し自殺した。
なんだこの世界観は？って、作品だが、発想が奇抜で面白い。お母さんが亡くなってから、快楽をエスカレートさせる2人の行為は、コメディ。痛い事が快楽って、理解出来ないけど、そう言う人達も実際に存在するとは思う。ただ、目覚め方は、こんなんじゃ無いと思うけど…。サクッと観れて嫌いじゃなかったです。
＊laylaさん、ありがとう♡
