タイトー

それでも生きる子供たちへのタイトーのレビュー・感想・評価

それでも生きる子供たちへ(2005年製作の映画)
4.0
七話で構成される短編オムニバス。
一話ごとに話、監督、出演者、題材や国がすべて異なっており、子供目線に国や世界全体が抱える問題を描いている。

最近『存在のない子供たち』が話題なのだけど、その作品でもあったような働く子供、貧困街で生まれた子供の話もあり、またエイズの子供や、家がない子供、どれも面白かった。
個人的に働く子供の話と、最後のホームレスのおじいさんに育てられる少女の話が印象的だった。
どれもそうなのだけど、その環境しか知らないからこそ生きていけているのかもしれないし、だとしても彼らの肉体精神があまりに強く、その目が前だけを見据えててとても胸が痛んだ。他人事そのものの感想しかいえない。
短編だけど一作一作しっかりしてて、面白かった。最後の話は、もう、もうっ、何!?この……見せ方……ってなる。
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