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許されざる者のkassyのネタバレレビュー・内容・結末

許されざる者(1959年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

次第に明かされる平和な一家の血塗られた過去を、兄妹のように育った男女の愛をからめて描く西部劇。

小さなほころびが、大きな事件に繋がる、登場人物少ないのに、複雑な気持ちにさせられます。血の繋がりが強いのか、育ってきた家族が強いのか、想いは難しい。

2024年4月19日(土) 13:00~15:02
BSプレミアム 「プレミアムシネマ」
録画鑑賞

(ストーリー)
テキサスの平原に牧場を営むザカリー一家は思慮深い長男のベン(バート・ランカスター)、次男のキャッシュ、3男のアンディ、母親(リリアン・ギッシュ)、養女レイチェル(オードリー・ヘップバーン)の5人暮らしだ。父親のウィルは死に、悪い噂も消え平和な生活が始まった。近隣の牧場主ゼブ・ローリンズはベンを信頼し、ザカリー一家を厚遇した。レイチェルを長男チャーリーの嫁に、長女をキャッシュの嫁にと、思った。レイチェルは秘かにベンを愛していた。エイブ・ケルシーという狂人が近辺をうろつき、一家の悪い噂をまいた。一家は人々の疑惑の中でひっそりと暮らした。ある朝、カイオワ族インディアンの首領ロスト・バードがザカリー家を訪ね、幼い時別れた妹を返せといった。妹は白人だとベンは拒絶した。ある夜、レイチェルとの婚約を固めに一家を訪ねたチャーリーは、帰途待伏せたカイオワ族に惨殺された。ゼフの妻は、レイチェルに汚れたインディアンの血が流れていると罵った。ベンは災厄の源であるケルシーを捕らえた。ケルシーはカイオワ族と通じていた。ケルシーは恐ろしい過去をゼブに打ち明けた。10数年前ウィル・ザカリーはカイオワ族の赤ん坊を盗んだ。後にカイオワ族がケルシーの息子を捕らえた時、ケルシーはレイチェルを返して息子をとり戻すようウィルに頼んだ。ウィルは拒み、息子は殺された。ケルシーはザカリー家を呪い、一家を追って復讐し続けて来たのだ。ケルシーは絞首刑になった。ゼブは一家と絶縁し、一家は孤立無援で引き揚げた。母にことの真偽を確かめたキャッシュは家を出た。その夜、カイオワ族は攻めてきた。一家のために身を投じようとするレイチェルを、ベンの手が温くとめた。ベンの愛の深さを知ったレイチェルは一家と共に戦う決意をした。カイオワ族は撃退された。しかし母は死んだ。ロスト・バードが迫った時、レイチェルは夢中で銃を引いた。妹、と叫んで彼は死んだ。厭まわしい過去と縁を切ったザカリー一家は再び団結を得た。キャッシュも帰って来た。
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