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二百三高地のturkeyのレビュー・感想・評価

二百三高地(1980年製作の映画)
4.5
戦争は人間を変えてしまう。

公開当時三番館で観たが、その時は若いせいもあり感動もしたがアナクロニズムが鼻についてそれ程評価しなかったが何年か前、再見したら庶民視点の反戦映画だと気付いた、所々、アナクロ、浪速ド演歌もあるが以前ほど否定的にはならなかった。
丹波哲郎と佐藤允が印象に残る。

司馬史観 自分の体験から日本軍の精神主義を極度に嫌った、その日本軍の根源思想を象徴する人物として司馬は乃木を嫌ったのだろう、その為、必要以上に愚将、凡将と演出して書いていると思う、児玉の二百三高地への砲陣地転換の功績は大だが別に児玉が来なくても第三次攻撃は成功してただろうというのが大方の見方だ、それだけ露軍の人員も消耗不足していたし日本軍の要塞破壊の坑道もほぼ完成していた、あと一押しで旅順は陥落する運命だった。
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