どらどら

博士の愛した数式のどらどらのレビュー・感想・評価

博士の愛した数式(2005年製作の映画)
4.0
- e^(iπ)- 1=0

80分しか記憶が保たれない数学者
未亡人たる義姉
たったの数時間、世話をするだけの家政婦
その家政婦の息子”ルート”

互いに矛盾し
互いに異なる4人
それぞれが異なる思いを抱えて
それが一つの数式になったとき
永遠になる

あるがまま、一瞬を生きれば
それが永遠だ

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今と全く変わらない深津絵里の魅力に溢れていて、彼女の見せる笑顔や涙に魅せられる

小川洋子の超ベストセラーが原作だが、どうしても小川洋子独特の紡ぐ言葉の美しさが映像化することで損なわれてしまい、すごく平凡な印象の映画になってしまっている
それでも、随所で博士が語る言葉の深みと美しさはそのままで、全体として美しい印象は保たれている
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