タラコフスキー

西鶴一代女のタラコフスキーのレビュー・感想・評価

西鶴一代女(1952年製作の映画)
3.5
ある女性が封建的社会で性的搾取され続ける物語だから観ていていい気分はしない。けれどワンカット長回しのロングテイクは緊張感があるし、カメラが大胆に動くから飽きさせることはない。
いい映画なのはわかるんだけど、40代の田中絹代が10代、20代のお春を演じるのはさすがに無理がある。若返らせるメイクより老けさせるメイクの方が簡単なんだからもうちょっと若い女優使えばよかったのに…二重アゴが気になって仕方がない。
後半で歳を重ねて女優の実年齢に近づいて来てようやく田中絹代の演技がリアリティを増していき、やっと感情移入できた。
タラコフスキー

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