原作・井原西鶴。宮中にも参内する良家の生れながら後年には田舎の夜鷹にまで身をやつした、江戸封建社会の犠牲者である一人の女性の生涯を描いた、溝口的女性像の極致といえる作品。
上から威圧的にしてくるオッ…
祝福よ。この世は祝福でできている。あなたが私にするように。私があなたにするように。
祝福が呪いになるように。
それは一瞬。その後の私は、その一瞬で生きてゆく。ずーっと、ずっと。私が狂っているのは…
若きお春(田中絹代)は公卿の若党、勝之介(三船敏郎)との逢引きが見つかり洛外追放となるが、世継ぎ目当ての主君の側室となり嗣子をもうける。その後、実家に追われたお春は父親に島原の遊郭に売られ、無情な運…
>>続きを読むワンシーンワンカットが特徴的なだけあってクローズアップのシーンは1つもない。にもかかわらず、年老いたお春の厚化粧の醜さは引きで映しても分かるほど酷い。
ただ、終盤で田舎者から化け猫扱いされたお春は…
1686年原作、1952年製作の映画にコンプライアンスを求めてもしょうがないが、恋愛禁止からルッキズム、出産と、男たちがお春をもてあそぶ様に、心の中で「ひどい」を連発。猫を使った仕返しあたりからたく…
>>続きを読む歳をとり周囲からも嘲笑の対象となってしまった街娼のお春を描いていく映画
男に搾取され続け歳をとっても若い振る舞いを強要される哀れな女を描くことで社会的風刺にしたという点は近年のサブスタンスにも通底す…
井原西鶴の「好色一代女」がベース
江戸時代、御所勤めをしていたお春(田中絹代)の流転の人生
その美貌ゆえに、多くの男たちに好まれ、また弄られ…しかしその負のスパイラルに抗うことすらできないひとりの…
不幸の多重債務って感じ、昔の作品って多かれ少なかれ不幸に不幸を重ねてくるの多いよね。
若い娘を演じるのはだいぶん無理があるけれど、一代記を演じるならこの配役だったんだろうな。
遊郭でお金をばら撒く…