このレビューはネタバレを含みます
「五十のババがハタチになるのは無理やな」
巡礼爺「さあさ皆とくと見ておけよ」
お春「…」
巡礼爺「どうじゃこれでもおなご遊びをする気になるか?
…それともこの世の諸行無常を身に沁みて知ろうというな…
女性がモノ扱いされてるなと思っていると、殿様の側室として迎えられることが決まって、いざ籠に入れられて屋敷に行くのだが、ああ、ほんとにモノみたいだと感じる。発送も早い。到着した屋敷の、四方を屏風に囲ま…
>>続きを読む御所勤めのエリート女子が立ちんぼになるまで(10代〜50代)。
最早どこまで行っても下げ止まらない話だということは明らかだったので最後松平家に呼び戻されたときもフラグとしか思わなかったけど、もう少…
和製ダンサーインザダーク一歩手前みたいなお話だった
主人公をいじめ尽くし、あまりの悲運に笑いがこぼれてしまう
ちゃんと希望を見せて絶望させるのがいいね!
しかしな大名さん、大量の条件は通っても、1…
優秀映画鑑賞推進事業のプログラムにて。
華麗な横移動(冒頭、お春と勝之介の境界が破られる前の入念なそれなど)と豪華な劇伴が印象に残る。
画質と音響が終わり散らかしていたため何言ってるかも画面の詳細…
こちらも聞いたことがあった溝口監督の作品だったので見てみた。江戸時代を生きた女性の数奇な人生を枠物語形式で描く。
軽い気持ちで見始めたが2時間半となかなか長尺だった。長回しで有名らしく、見ていて気…
8月に下関の田中絹代ぶんか館を伺ってからずっと観たかった作品
私の中で田中絹代は『流れる』や『風の中の牝雞』のような弁えた女性のイメージがあったが、これは何故(私の中の虚像としての田中絹代が)弁える…
本当こだわりが鬼すぎるし長回しも綺麗すぎる
お金を撒き散らすシーン、千と千尋もそうだけどこの前に観たプラトニックセックスでもあったな...その時お春の言った「私は物乞いではありません」が上品だった…