☆伝説
ワンシーン・ワンカットでは、ない。カメラを普通に切り替えているし、ディゾルブも数回やっている。ロングテイクは多いが、ワンシーン・ワンカットよりも、ごく普通にモンタージュをしている。だから素…
竹藪での移動撮影の長回しカット凄い。
やはり溝口さんの長回しは変化に富んでいて理想的。
タルコフスキーが敬愛する映画監督として黒澤、溝口、ブレッソン、ベルイマン、アントニオーニらを挙げていたけれど…
今年は溝口健二を開拓したいなぁと思ってて、遅ればせながらようやく1本目。
井原西鶴の『好色一代女』をもとに、映画としてのダイナミックな脚色を加えた作品。
監督は本作に全身全霊を打ち込んだそう。
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やっと幸せになれるかと思ったら次の瞬間…残酷な運命のイタズラか、二転三転波乱の時代に巻きこまれ翻弄された激動の人生。
一度"そういう"噂が立つと男どもはそうした目でばかり見て、結果余計にそのような状…
お春が隠遁からふたたび世俗へ送り返されるときの、寺院の玄関の絶望が忘れがたい。それはすなわち、画面の中央に太く、無関心にそびえる柱であり、それを越えるともう二度と遁世は叶わないという残酷な実感にほか…
>>続きを読む1952年製作公開。原作井原西鶴。脚色依田義賢。監督溝口健二。
溝口健二が『武蔵野夫人』に次いで監督した作品。『武蔵野夫人』の田中絹代は夫森雅之と上手くいっていないことに、お前の手練手管が足らんの…