虹島流浮

ハロウィンH20の虹島流浮のレビュー・感想・評価

ハロウィンH20(1998年製作の映画)
4.5
お見事な20周年映画。
1作目から20年もの間で、『ブルー・スチール』(1989)、『トゥルー・ライズ』(1994)を経て、スクリームクイーンから強き女となったジェイミー・リー・カーティスを脚本に落とし込み、逃げるローリーからマイケルを追うローリーに成長を遂げる。

ラストは過激である。
「どうせ死んでないんだろ?」とばかりの暴走激からの最後の一撃。たまりません。

本作は『ターミネーター2』と同じ感覚でも楽しめます。
20年という月日でローリーは息子ジョンを育てていますが、これは10年の間にできた同じくジョンを育てていたサラ・コナーとも被ります。
そして再び運命が彼女たちを襲う。
元夫婦のキャスリン・ビグローとジェイムズ・キャメロンが起用するのも納得です。

脇のキャストが豪華。
ロドリゲスの『パラサイト』が同年に公開されたジョシュ・ハートネット、本作のオープニングシークエンスを飾るJGL、18歳のミシェル・ウィリアムズ、偶然にもハリウッドのスタジオで握手したことのあるLL・クールJ、そしてジェイミー・リーのお母さんで『サイコ』のスクリームクイーンでもあるジャネット・リー。