芦名星さんが観たいという邪な動機もあったけれど、アニメ、実写、小説と様々なメディアで触れている筒井康隆作品ということで興味深く鑑賞した。
20世紀中期にマイノリティリポートのアイデアが存在したり、MITの時代を牽引してきた技術開発に興奮も落胆もしたけど色、ナイト・ヘッドとかスペックの創造力なんて随分と前からあったんだよなぁ。
パプリカやインセプションほどのレイヤの複雑さはなかったけど、精神世界の視覚化のいち表現としてそれなりに有意義だった。
原作を知らないけどちょっと残念なシーンも多かったなぁ、小説ほど受け手の想像力に依存できないとは思うけど、CGの技術の問題とは別にスタイリッシュに表現して欲しい部分もあった。
あと作品年代から考えてもあの格好がなんのゴージャスさなのかは謎。