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肉体の悪魔のMのレビュー・感想・評価

肉体の悪魔(1971年製作の映画)
4.5
初ケンラッセル。エキセントリック!カルト映画!

1人のモテモテ司祭グランディエの結婚が決まる。それに嫉妬憤怒した修道女が「司祭は悪魔憑きだ!」と言い出す。

枢機卿の策略によってグランディエは調査、拷問、裁かれてしまうのだが…中世に実在した「ルーダンの悪魔憑き事件」を基にした話。

グランディエがモテ男だから手当たり次第女性に手を出しまくり(もちろん妊娠しても責任取りません)素行の悪さから政治家や宗教関係者からも嫌われている状況…

中世フランスの病気の治し方がワニを使ったり傷口に生きた蜂を使ったり、悪魔祓いの方法がグロテスク過ぎる。もうほぼ人体実験だろw(笑ってはいけない)

ヴァネッサレッドグレーヴが演じた修道院長の演技が最高に狂ってて面白い。集団ヒステリーを起こすシスター達も良い。

デレクジャーマンが作った美術もすんばらしい!グランディエより悪魔祓いのお兄ちゃんの方が好みだなぁ。
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