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深夜の告白のBOBのレビュー・感想・評価

深夜の告白(1944年製作の映画)
4.0
ビリー・ワイルダー監督の傑作フィルム・ノワール。

保険セールスマンの男が、顧客である実業家の妻と不倫関係になり、夫の保険金殺人を共謀する。

なるほど、これがフィルム・ノワールか!。くすんだ映像、陰鬱として退廃的な世界観、人影、男を堕落させる女"ファム・ファタール"。本作は典型的な悪女の存在が大きかった。

タイトル通り男による"深夜の告白"から始まり、犯人目線で回想していくスタイル。先の読めないスリリングなストーリー。とても楽しめた。

不倫相手の女に対する愛、同僚の男との友情。善悪の間で葛藤する主人公の姿も興味深かった。

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