このレビューはネタバレを含みます
2024/11/18
字幕翻訳
ビリーワイルダー初期作。
保険の営業担当による深夜の告白から始まる物語。
今ではいろいろありますが映画でこの形式を取ったのは当時としては新しいそうです。
レイモンドチャンドラーのことはあまり知らなかったのですが、
ネフとフィリスの小洒落た?くさい?セリフの応酬がそれなのかなと思いました。
なぜ犯行に至ったのか、どうやったのか、なぜ怪しまれたのか、なぜ告白しているのか、なぜダラダラと汗をかいているのか。
犯人の告白から始まり過去を遡っていく(倒叙というらしい)スタイルは今でも面白かったです。
フィリスの化けの皮が剥がれていく後半も怖くて良かったです。