唯一の長尺3時間。
ケルトの巨人神話からはじまる感じがテンション上がる。前半のハイライトはクラシックカーを他の五台の車が衝突しまっくてぺちゃんこにしまくるレイプやリンチを想起させる、断続的に幾度も映されるシーン。中盤はバーテンダーのコント。後半はなんといってもマシューバーニーによるグッテンハイム美術館ボルダリングタイム。やっぱり音楽がやばい。音と動作の同期とか、テクノポップとハードコアとハリウッド音楽が無造作にぶつかる感じとか。生殖器にリボンをかけるというモチーフがシリーズ通してたびたび登場するんだけど、本作ではニューヨークの摩天楼にリボンが鮮やかにかけられる。