勝五郎

英雄の条件の勝五郎のレビュー・感想・評価

英雄の条件(2000年製作の映画)
4.5
米軍海兵隊の、その英雄のお話です。
アメリカが、そのある意味恥部を曝け出したのがベトナム戦争後の運動…アメリカンニューシネマの題材やベースとなったこの泥沼の戦争から、アメリカの正義や大義名分が「???」になってきた感じですね。

さて、この物語はそんなベトナム戦争からはじまり三十数年の時を経て綴られます。

いわゆる法廷もの…それも軍法会議です。

ぼんやりと「観てみるかなぁ…」くらいのノリでしたが、なかなかどうしてこれが割と観ごたえがありました。
面白かった!

キャスティングがまた良かったですな。
ただし結末は人それぞれ感じ方が真反対に分かれるでしょうね。
私としては…「うーむ、しかしなぁ」な感情が後味としてべったり残りましたわ。
とは言えやはり戦争が、極限状態が、どうかすると人を変えたり動かしたりする事も多々あるんでしょう。

ぜーんぜん関係ないけどP.ニューマンの映画「評決」を観たくなったぞ!
勝五郎

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