公開当時に池袋のシネマサンシャインにて鑑賞。
実はこの作品、最初の劇場公開版とその後修正が加えられているので、いくつかのバージョンがある。
私は最初の劇場版しか観ていないので、修正版については評価できない。
と言うことで、この作品だが「DEATH編」(総集編)と「REBIRTH」(新作)の２部構成。
「DEATH編」は総集編と言えば聞こえはいいが、時系列順にまとめられているわけではない。
コアなエヴァ好きのための切り抜きと言った方がいいかもしれない。
当時、私は公開直前に再放送されたテレビシリーズを一通りは観ていたものの、初心者だったので、劇場でこの作品を目にした時は開いた口が塞がらなかった。
そして問題の「REBIRTH編」。
後に公開されることになる「Air/まごころを、君に」の25話の冒頭部分のみ。
最近YouTubeでよく見かける「冒頭◯分先行公開」のちょっと長いバージョンみたいな感じと言えば伝わるだろうか？
公開当時、制作が追いつかなかったための苦肉の策であることは理解できなくもない。
「あれ」より先を見せるわけにはいかなかったのも解る。
しかしならばこそ中途半端に餌をお出しされて、お預け状態にされたファンの身にもなってほしい(苦笑)
間に合わなかったのならば素直に延期してもらった方がよかったのだが、まぁきっと配給会社やらスポンサーの事情なのだろう。
「シト新生」を身終えた後の「これ映画館で観る意味あったか？」と問いたくなる何とも言えないモヤモヤ感が残っただけ。
熱烈なファンはそれすらも支持するのかもしれないが、私には今作品の存在意義すらよく解らない。
せめて、だったら新作部分は無しで、『魔法学園LUNAR!』も無しで、もうちょっとマシな総集編を作ってもらった方がよかったのかもしれない。
