ジェイソン・ステイサムとジェット・リー、２大アクション俳優の共演！
と聞いたらさぞや激しいアクション映画になるんだろう…普通はそう思うじゃないですか。
でも蓋を開けてみたらアクションは結構薄味。
ストーリーはつまらなくはないが凡庸。
最後まで見るとラストの展開が斬新ではある。
ただ劇中の疑問点が解決するも「ええっ!!」って言うよりは「ふーん、まぁ予想はしていなかったなぁ…」という程度のリアクションにしかならなかった。
ラストまで薄味なのでテンションが上がらないまま、衝撃の真実をお出しされてもね。
それとやはり日本人としては、全編のおかしな日本語台詞、おかしな日本語表記には苦笑しか出ない。
海外作品のおかしな日本描写は「それはそれで面白い」と思うものと、「ただただ滑稽」としか思えないものがある。
この作品の場合は後者。
今一物語に入り込めない理由の一つはこの辺りにもあるのだろう。
吹き替えで見ると台詞はそこまで気にはならない。
ジェイソン・ステイサムの声がいつもの山路和弘ではなく、立木文彦なので多少の違和感はあるが深刻な問題ではない。
ハズレ映画ではないが、主演２人を活かせていない映画なので過度の期待はしない方がいい。
