このレビューはネタバレを含みます
春を売っても春を迎えられるとは限らない。
マツコの知らない世界でマツコさんが紹介していたので鑑賞。
春夏秋冬ごとに花魁が1人ずつピックアップされて、その生涯が描かれていく。
印象深いのは夏の章で描かれた吉里(藤真利子さん)。
冗談の通じないメンヘラ女子に見えるかもしれないけど、常に自由がない極限の状態での生活でそんな中で出来た好きな人にまで無碍に扱われてそれでも頑張ってきてたのに冗談でも「一緒に死のうか」と言われて、張り詰めてた糸が切れちゃったのかな。
最後の言葉もとても悲しかった。
花魁は華やかで煌びやかなイメージがあったけど、現実はそんな事なくて常にお金や病気、いろんなものに苦しめられて、その中で一生懸命生きていたんだろうなと思う。