げ

劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルのげのレビュー・感想・評価

5.0
2011年に観たかった


2021.7.15
丸の内東映の仮面ライダーフィルムアーカイブ特集上映で劇場鑑賞できた。
公開当時の空気感は分からないまでも劇場で観られて嬉しい。

2011年、この映画を観た子供たちは何を感じたんだろう。血縁に限らない家族の捉え方やかっこいいヒーローの姿が微かでも救いになっていたらと願う。

当たり前のように馴染んでくる将軍のやたら重い芝居、桁違いにかっこいい殺陣に魅了され、ラストの大盤振る舞いコンボ祭りで何も考えられなくなるが、とんちきとアクションを繋ぐ物語は温かい。
オーズが一貫して描く「手を繋ぐ」力が終始大切に扱われていてオーズシリーズの1本としても意義深い作品だと思う。

また、江戸市街地戦闘の劇伴が傑作でオーズの軽快なスカと暴れん坊将軍の重厚なテーマの相反するぶちアガり楽曲を見事にカットバックさせていて、サントラの聴きごたえがかなりある。
音楽を聴くだけで「あ〜今成敗!したな」と画が浮かぶ。
げ