げ

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのげのレビュー・感想・評価

4.9
1年前の感想が下書きのままになってたけど全く同じ熱量で最高が継続してるのでそのまま投稿する↓

続編来年!?本当に!?
絶っっっっ対に死ねない、それまで。
自分が死んでもダメだし、日本やアメリカで戦争やテロが起こってもダメ。だから私がスパイダーバースの続編を観るまで何がなんでも世界は平和でいてくれないといけない。

もうある程度到達点にあって成熟していた「アニメーション」において、見たこともない表現をみせつけられ、ひっくり返った前作。
そこからさらに映像表現は進化していて、アース事のデザインバリエーションの豊かさに脳が刺激される。コミックのような静止画のデザインを動かす、というアプローチだった前作と比較するなら、今作は絵画やイラストレーションを動かしている。
インクや絵の具の質感、色が混ざるマーブルのニュアンスのような平面表現に立体的なライティングが加わってとてつもない情報量が目まぐるしく流れ込む。
何なんだよムンバッタンって。ムンバイなのかマンハッタンなのか、加えてイギリス統治の名残もあるってどういう発想なんだろう。アクロバティックな設定にデザインがマッチしていて素晴らしい。
加えてマイルスはじめスパイダーヒーローズは揃いも揃ってみんなお喋りなものだから、会話も軽快に進んでいく。
音楽は、前作に比べると横ノリ抑え目で、より壮大な映画音楽の色が濃くなっていた。グウェンのパートでは彼女の設定に合わせてドラムが印象的に使われていて気が利いている。

待ち遠しい。どこで終わってんだよふざけんな待ち遠しいよぉ!
げ