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パイパティローマの映画情報・感想・評価・動画配信
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動画配信は2025年6月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次
パイパティローマが配信されているサービス一覧
パイパティローマが配信されていないサービス一覧
パイパティローマの評価・感想・レビュー
パイパティローマが配信されているサービス一覧
『パイパティローマ』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
パイパティローマが配信されていないサービス一覧
『パイパティローマ』に投稿された感想・評価
まりぃくりすてぃの感想・評価
2019/02/25 01:46
5.0
沖縄はわたしが守る。
そんなプライドで、友人ちの超特大TVルームにこれのDVD(実家で90年代にBSからビデオ録画されてたものをちょっと前にコピーしたの)持ってったらステキなAちゃんが「面白かったっ! すぐもっかい観よう」と言ってくれた。50分程度の作品だからね。ついでに手土産にした銀座わしたショップで買ったレトルトのソーキとナカミ汁をAちゃん夫妻とぱくぱく。
本土出身移住者が沖縄の魔力&魅力をイタズラっぽく“調理”しパッケージした、本土向け沖縄映画のこれ金字塔だと思う。ただの一秒も鑑賞者を飽きさせない。邦画史全体を漁ってもほかにこんな“滋養強壮チャーミング作”はナイのでは?
西に『ローマの休日』あれば、東にはこの『パイパティローマ』。共通音はローマ! マリもあと何十年かで老マ。(笑っちゃった?)
寒さにめげず、、
三大栄養素といえば、鉄とビタミンCとコラーゲン。え?
三大夜景といえば、函館と、あなたの瞳と、わたしの瞳。たぶんね♡
三大テノールは、ドミンゴとパヴァロッティとペペロンチーノ(じゃなかった、カレーライス、じゃなくて、何だっけ)
三大ギタリストは、ベックとペイジと布袋(じゃなくて、えーと、プランクトン、じゃなくて、、、えーとーぉ、、)
で、
やっと本題。プリンセスプリンセスの三大バラードといえば、「M」と「ジュリアン」と「ゆらり」。
え? 「ゆらり」? 「友達のまま」とか「パパ」じゃなく「月夜の出来事」も押しのけて? そう、キーボードのともちゃん(今野登茂子)作詞作曲の、種明かしすればバンドのじゃなくソロアルバムの曲なんだけど、最初で最後の体当たり主演をした本作『パイパティローマ』のために彼女自身が書き下ろして唄った主題歌だ。「♪新宿の赤いランプが珊瑚のようです、全部わたしのせいですか」とAメロは昭和歌謡曲風に、「♪ゆぅらりゆらり波間を滑るように、あの人にさよなら」云々とサビは琉球音階使って(プリプリのフロントたちを背後からいつも支えてたあの甘い澄んだ声で)唄われる。
さて、そんな珠玉曲をエンディングに備えたこの映画で当時29才ぐらいだったともちゃん(馴れ馴れしく呼んでスミマセン、発表時はほんの少女だった身で。。)は、まるであの乙羽信子(じつはうちの母と似てるんだけど)から百万ドルのエクボを取り払って代わりにたっぷりの平凡さと意外なオーラ(ステージ慣れしてるんだから当たり前か)とちょっぴりの妖艶さを足したような“誰でも手の届きそうな”適度な美しさで気持ちよく映えつづける。巧い芝居じゃないけどこれぐらいが丁度いいって肯定させてくれて、アテ書きっぽいぐらいに何もかもが最終的には自然。
例えば、野蛮人にレイプされそうになって「わたし今、生理よ!」と抗って、翌朝に機嫌直って「生理ってのは、嘘なの」と不用意にほほえんで、再度襲われちゃう。。。とか、ほかにもお尻さわられたり、臭いと言われて白ブラ外してみせたり、いろんな場面で状況のオモチャにされる29才のお姉さん(まるで挙式ダンドリ中みたくたぶん彼女の生涯で最キレイだった時期っぽ)が、終始ノリツッコミ的な開放感(勝気というよりは淑やかで、行動的なのに受け身、ながら)を発してる。絶妙にイキイキしてる。沖縄そばをこれほど美味しそうに食べる姿が記録された映画もかつてなかったと思う! 自分を捨てた恋人を追って追って南の島まで来たって設定なんだけど、鑑賞者にはそんな恋人云々よりもひたすらに彼女の道中そのものが面白くて仕方ない。
うん。出会う季節(今からの、わたしたちの)にもぴったりの、“変な人次々現れ”映画。
あの THE BOOM の宮沢和史も変な人の一人として特別出演。「島唄」と「風になりたい」の中間期、すなわち絶頂期の若い彼だよ。アブジャーマーの仮面をかぶってギターを構え、横笛のアンガマ仮面男と演奏バトルする屈指の謎場面でわたしたちのわくわくを掻き鳴らす。ここ特に映画として大好き。
ほかにも当時の平良夫妻や吉田妙子をはじめ沖縄俳優部の大御所たちから当時売り出し中の?若手らまで(てるりん一族をなぜか除く)が多く出演してて、わかる人にはわかる空前絶後の豪華さ。
でも、序盤のノワールっぽ展開の、発砲パンッとか、人の死に方とか、適度なチープ感があって見やすい。ともちゃんの“作らず感”をバカにした目で見るならば、一瞬二瞬、B級映画の香りがふわふわっとする。それでいて小津の切り返しとか、ゴダールの移動感とかがちゃんと折り込まれてて、上質感褒め称えたい衝動ヤバイ。撮影ふくめて、下手の要素がじつはない。まったくない。のに、どこか自主映画っぽな隙があえて私たちの肩をほぐすために用意されてて、、、、たぶん今現在自主映画つくろうとしてる日本中の学生が、この仕上がりの高さに接すれば恋い死ぬんじゃなかろうか。
少なくとも、完成当時、奥居香とかバンドメンバー全員が夢中になってこの映画繰り返し繰り返し観てたことだけはまちがいない。10代も20代も30代も40代も50代もみんな、カラオケで「M」泣きながら唄うついでにちょっぴりだけでも、このともちゃん映画のことを思って!
子役らの一番ちっちゃい子のちょっとした動作や一言に至るまで、演出とそれへの応じが完璧に正しいにちがいない。けっこう難しいはずのことを脇役までみんなタイミングよく容易そうにやってのけてる。
だから今日もそうだったが、何回鑑賞しても誰の目にも、「ここが悪い」という点がないんよ。画も常に完璧、興味深き。
あえて言おうか。最初から最後まであまりにもずっと同じぐらい面白いので、面白さのヤマがない。逆説的にこれは欠点かしら? よくわからない。とにかく飽きようにも飽きれない。クライマックス感は確かに特にはないんだけど、その代わり、ラストシークエンス(ついに海の彼方の楽園ニライカナイに到着したとかしないとか)だけ時間の流れ方のゆったり度が幅広になる。つまり、起伏感じゃなく幅感でわたしたちを満たす。
じつは昔、実家にいて家族と一緒に初めて観た時だけ、「このラストでいいんだろうか」と消化不良感あった。初回だけね。いずれにしても、エンディングに名曲「ゆらり」が来る。もしテアトル新宿とかで今これ上映したら「これぞ『1990年代の女の子』って副題すべき!」という激賞湧くだろうね。本作を知らない人を気の毒にさえ思う。
ちなみに、沖縄の人々は中江監督の次作『ナビィの恋』をあまりにも気に入っちゃいすぎて、本作の潜在的センセーションなんて忘却しちゃってるみたい。(プリプリとBOOMは今でも人気だろうに。)内容的に、本土の色白のお姉さんが旅先の沖縄・石垣島・波照間島でいろんな沖縄らしさと邂逅する話だから、地元生活者目線では楽しさとして受け取れなかったんだと思う。
わたしとしては、ともちゃんが急ぎ走りながら島ぞうり(ビーサン)履くシーンのスリルが一番好き。Aちゃんはやっぱ波照間の子供たちとともちゃんのビーチ遊びらへんが眼福だったって。旦那さんは台湾人たちの手づかみ&床べた座り食事風景が「ぼくの知ってる台湾と全然ちがう」と衝撃を言ってた。
“ちりばめられたB級香”と“A級そのものの上質さ”を随所随所で仲立ちし、本作を他に類を見ない凄作にしてる最大最善要素は、主題歌以外にも音楽(KOJUNによる)。(ブルース吹き鳴らす)ブルースハープやギターをはじめ、チェロ、チューバ、サキソフォン、ピアノ、等々が可笑しみやほの暗さや強引さや自然さをつどつど統合させてる。
本土出身者の中江裕司監督独力でなく中江素子の女性力、真喜屋力のネイティブパワーを三頭立てして共同脚本を成功させた。女子の視点が男性脚本をこまやかさで底上げするケースはもちろん多い。てか彼女が原案者らしい。それに裕司氏は「本土の人間が沖縄人の役を演ずることへの嫌悪感」を琉球大学映研時代から抱いており、本作がほかの多くの沖縄ロケ映画の持ついやらしさにつながらないのは、本土からの旅行者目線を完全ネイティブたちが一種の外国語としての琉球方言全開で包み込む、というリアリズムに徹した成果だね。冒頭の、ともちゃんの「この人たち何喋ってんの?」という独り言つきのギョロッとした氷の目つきをまずしっかり描いたこと。これをやれる沖縄映画、意外と少ないわけで。
褒めどころを並べていくとキリがないのでこのへんでやめるけど、一つ追記。のちに『ナビィの恋』とちゅらさんで全国ブレイクする大女優オバァ平良トミが拳銃に抱きつくシーンは、少なくともスクリーン物においては彼女の全生涯最高アクトだと思う。続くユタ(呪術者)としての語りかけは、もしかしたら監督の意図の上では本作の中の大ヤマだったかも。
(長いの読んで疲れちゃった?)
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14
たかちゃんの感想・評価
2024/09/01 15:37
3.5
楽園探しのロードムービー。沖縄で、写真と同じ風景探し。ヴェンダースの風景探しを、明るい太陽の下に持ってきた中江裕司作品。
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