Marrisonさんの映画レビュー・感想・評価

Marrison

Marrison

CGはイヤ。アメリカ映画は(古典系を除いて)できるだけ観ないようにしています。基本的には、劇場で近頃鑑賞した作品に限ってのレビューにしたいと思います。2016年秋~

生涯ベストは今のところ───①ローマの休日 ②ブラザーサン・シスタームーン ③赤い運動靴と金魚 ④悪魔のいけにえ ⑤パイパティローマ ⑥ベン・ハー ⑦東京物語 ⑧クローズアップ ⑨きっと、うまくいく ⑩少林サッカー(CGだけど)

映画(433)
ドラマ(0)

プロヴァンス物語/マルセルのお城(1990年製作の映画)

4.3

じつはこっちを先に観ちゃった。こっちのがいい。
変わり者のお姫様イサベル(初恋相手)の登場から特にノレた。彼女の発声は音楽みたいでフランス度をヘンに急上げしてて面白かった。
運河沿いの「近道」がメイン
>>続きを読む

プロヴァンス物語 マルセルの夏(1990年製作の映画)

4.0

夏フェス山フェス気分で眺める南仏の飾らなさ&綺麗さは、蝉声のおかげで私ら日本人と好相性なのです。イイネ!もらっちゃえ、な高所安定映画に酔えつづけた感じ。
母は美人。伯母はもっと美人。そんなに御馳走じゃ
>>続きを読む

みんなわが子(1963年製作の映画)

3.5

臨場感あるジャケットの、左下の愛くるしさハジける子が幸子(演じたのは古屋美津代ちゃん)、仲よしの男の子は右目が一重まぶた・左目が二重まぶたの洋一(石坂博くん)、そして若くて綺麗でほっそりな西野先生(東>>続きを読む

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

1.7

俳優全員、嘘臭い演技。
もちろん加賀まりこもその一人。喋るのをほとんどやめて動きもなく目を見開いたままだった終盤だけ、彼女は感じよかった。つまり、人形にすぎない。おにんぎゃうといえば聞こえはいいが、で
>>続きを読む

青春神話(1992年製作の映画)

3.9

台湾長篇映画の最高傑作『郊遊 ピクニック』に既に先に貫かれちゃった者としては、ほかにツァイ・ミンリャンのどれを観ても「おっさんシャオカンのこれが若い頃ね、んふふふ」の嗅ぐような気持ちが常に先走って咀嚼>>続きを読む

恐怖分子(1986年製作の映画)

1.0

しゃらしゃらでコロンコロンしててべぎゃべぎゃな三流作。

❶ まったくいつもどおり、つまらんつまりん。
❷ まったくいつもどおり、人を刺す。
❸ いつもとちょい違って銃も使ったにゃ。くだらんくだりん。
>>続きを読む

叫びとささやき(1972年製作の映画)

5.0

正解な映画。ずっとタイト。そしてリアル。

とりあえず、“そのまま絵本”な風景数枚でスタート。いつも思うが、イングマール・ベルイマンの創るオープニングって、どんな物語へもどんな秀作性へもつながっていけ
>>続きを読む

秋のソナタ(1978年製作の映画)

4.9

怖いよう! (ピアノのとこのリヴ・ウルマン)

ちょっと泣いた。(寝室で過去を語るウルマンに)

べつに私は陪審員じゃないから、どっちが悪いという目で見なかった。ひたすらに、それぞれの「実存」を感じ取
>>続きを読む

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

1.3

つまんない人たちのミジメな家族関係を描いた、どうでもいい映画。
俳優たちに罪はない。

弟ミーナス(ラルス・パッスガルド)の顔をかじったら美味しそう、と途中で気づいてからの私は、彼が現れるたんびにチー
>>続きを読む

沈黙(1962年製作の映画)

1.0

ガタガタでポギャポギャでテペテペな不快映画。
いつもどおり、ファーストカット(の数十秒間)だけは秀麗っぽかった。不納得を気だるく通り越せばラストカットもまあまあ。映画監督めざしてる人はこういう切り口か
>>続きを読む

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)

4.8

フリッツ・ラングが傑作ばかり創るから、ヴェーラ値上げへの怒りが吹っ飛んじゃったじゃん(怒)!

プロ中のプロな演出ふんだん。クスッとするところも特に前半いっぱい用意されてます。サツがリンゴかじるとこ。
>>続きを読む

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

4.0

カメラを揺らすな!


内容は、わかりよい。設定も流れも場面場面の意味も各人の気持ちも、たとえボーッとしながらでも考え事しながらでも下手くそ撮影者への怒りに燃えながらでも、100%理解できちゃう。
>>続きを読む

懺悔(1984年製作の映画)

2.3

「祈り」三部作の完結篇。精神的大作。そして最もつまんなかった。冒頭(不味そうな教会ケーキが可愛かった)と終盤(生煮えっぽい魚ムシャムシャが意外に美味しそうだった)は悪くないけども、回想部分がハッキリ冗>>続きを読む

希望の樹(1976年製作の映画)

4.7

いつ頃の作かにかかわらず、ジョージア(グルジア)映画を堪能することは全世界的トレンド。時代の難しさが地球規模で続いてる以上は。
特にこの『希望の樹』には、私たちがジョージア映画に求める要素がすべて詰ま
>>続きを読む

祈り(1967年製作の映画)

4.0

ずっと前にイランのダリウシュ・メールジュイ監督の『牛』(知る人ぞ知るモノクロームの傑作。1969年作)を観た時に、「これって『七人の侍』と互角!」と大昂奮した私。このたび手触りの若干似たとこのある『祈>>続きを読む

きらめく拍手の音(2014年製作の映画)

3.4

予告編を四回ぐらい見た私はそのつど泣いた。ほかの映画を観に来たのに毎回毎回、本編開始前にこれのせいで鼻グスしちゃって、迷惑なぐらいだった(笑)。
で、いよいよこの映画を観るって時にはハンカチを多めに用
>>続きを読む

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.5

面白かった方かな。最後まで飽きずに観れた。が、、、、「昭和中期の大阪」のリアリティーがたぶん足りてないために、モヤった。下っ手くそすぎる関西弁とか。
大泉洋さんひとりが「ほれ、俺だけはペラッペラやで~
>>続きを読む

アオサギとツル(1974年製作の映画)

4.0

ウマクイカナイのその先にあるウマクイカナイが、たぶんみんなをじんじんさせ、恋させる。
全6話中、私はこれかな。

[ノルシュテインだからユジュク阿佐ヶ谷が強プッシュ/国立映画アーカイブで再鑑賞]

僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)

-

「ねえ、たるこふ好き?」
「……ぅーんとねぇ…………」
「じゃあ、イワン少年、好き?」
「嫌い、かな。……小学校で、ああいう顔の同級生にいじわるされたことあるから」
「ガリツェフは?」
「好きな方」
>>続きを読む

誓いの休暇(1959年製作の映画)

4.3

セオリー通りのあつらえだから、まずは通俗的な魅力に溢れてる。精神性も高め。

① (戦争という)悲劇が土台。
② 鑑賞者を味方につけやすい、清潔で・情に厚く・内外両面爽やかな美男が主人公
③ 魅力的な
>>続きを読む

令嬢ターニャ(1989年製作の映画)

4.7

ちょっとだけ要領の悪い美人娼婦(兼 看護婦)、を丁寧に骨太に流麗に描いて愛おしい出来ばえ。長さに多少の疲れはもらうが、長篇文学(例えばスタンダールなど)をじっくり読んでいく根気があればべつに。とにかく>>続きを読む

転校生レナ(1983年製作の映画)

4.1

ソ連の国営サーカス史上最も有名な道化師の一人だったユーリー・ニクーリンが出演した貴重な映画だよ!(お祖父ちゃん役。)
主題は、学校での「いじめ」だよ。(ふぅー。。)

いきなり長ベンチに十人ぎゅう座り
>>続きを読む

未来への伝言(1990年製作の映画)

3.0

「時は1950年代末、母親たちが政府を動かし、ポリオの生ワクチンを善意のソ連から超法規的に緊急輸入。日本国内でも、ソ連内でも、さまざまな軋轢や妨害や障壁がある中で、必死に動いた人たちがこんなにいた!」>>続きを読む

アンナ・パヴロワ(1984年製作の映画)

3.9

伝記の本人、主演女優、そのほか極上の素材で満ち満ちてるのに、「英ソ」合作の大デメリットで名作未満に終わった。(編集はスピーディーで、けっしてダラダラしてたわけじゃない。バレエ場面はほぼ全部よかったよ、>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

4.8

高度に演劇寄りな統制がなされてると同時に、映像芸術としてのゾクゾクさせるワークを完遂。飾って引き締めての演出術がじつに行き届いた、贅沢映画。

美男美女が一人も出てこず、ブサめな人が多い。生真面目なぐ
>>続きを読む

冬の光(1962年製作の映画)

3.5

映画としてはナカナカ魅せてくれた。が、神についての思索があまりにも初歩すぎるベルイマンは、絶対に許されない大ミスを犯した。無教養人であることをさらけ出したシナリオ。
そのミス内容。────十字架上のキ
>>続きを読む

第七の封印(1956年製作の映画)

2.0

脚本が弱すぎる。低俗な人間がムリして「神」「死」の主題を扱っても、扱いきれてないから恥をかく。
もっと文学を学んでから脚本書かないとダメだよ。思春期を最後にほとんど読書せずキャメラと演劇ばっかりで生き
>>続きを読む

夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)

2.9

低俗ドラマだから、観やすい。だけ。

女たちの“計略”もいいけど、好青年ヘンリックをもっと主にして描いてほしかったとも。
女中と馬係の係わりは、キライ。

野いちご(1957年製作の映画)

3.6

本作にてベルイマン監督は、映画作りのセンスは発揮してるが、主人公の「実存」にまでは達してない。ただの「一般」。犬や猫や穴熊とそう変わらない、と言ったら言いすぎだけど、ほかの誰かと取り替え可能な“取るに>>続きを読む

夏の遊び(1951年製作の映画)

1.1

何の真実味も面白味も起伏もない、退屈なばかりの脚本。無芸な台詞。華のない俳優たち(ぶくぶく太っててバレリーナに見えないし)。。。。
こんな駄作も、グレタ・ガルボが主演してくれてたらプチ名作になったかも
>>続きを読む

復活(1961年製作の映画)

2.1

がっかりぴょん。
原作が(少なくとも人間ドラマとしては)しっかりしてるのにね。

ロストポイント───
❶ 映像で語らず、ナレーション&独白を全開しすぎ。(例外的に、初登場時のカチューシャのバスト接写
>>続きを読む

クレイジー・フォー・マウンテン(2017年製作の映画)

1.3

イライラさせる。劇場用映画の体を成してない。ドキュメンタリーでさえない“動画”。ミュージアムの片隅で大型テレビでだらだら映すのがお似合い。

最初はね、赤シャツの男の岩登りのその高さを見て、おしっこ漏
>>続きを読む

テイク・エブリイ・ウェーブ(2017年製作の映画)

4.7

映画ありの休日しか最近持たず波待ちとも恋とも(泣)もう一年半以上ご無沙汰な私、ビッグウェイヴに軌道修正させてもらおうかしら(?)とコレ鑑賞。終わるの23時すぎっていうレイトショー(ヒューマントラストシ>>続きを読む

パティ・ケイク$(2017年製作の映画)

3.8

挑発的音楽がイケてても、熱血ドラマ部分は意外に少年ジャンプ的にオーソドックス(でほぼ非暴力)。主役ダンボがピュアネスと常識を終始ちゃんと兼ね備えてたり、エキセントリック風なボブが恋愛普通人だったり、親>>続きを読む

山谷 やられたらやり返せ(1986年製作の映画)

-

世界で一番“ごつい”ドキュメンタリー。まず誰も反論できない内容。

商業ロックを含むポピュラー音楽史上、最も“せつない”曲はといえば、「生きていけない。あなたのいない人生なんて。もう私は空っぽ。生きて
>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.3

これひどい。
主役くんちゃんの声をやった上白石萌歌が最悪。せっかく真夏にエアコンがんがん効いてるシネコンで夏イチなTATSURO曲と五つ星な美術に最初から酔いしれ、窓ガラスとくんちゃんの戯れに「うん、
>>続きを読む

>|