Marrisonさんの映画レビュー・感想・評価

Marrison

Marrison

CGはイヤ。アメリカ映画は(古典系を除いて)できるだけ観ないようにしています。基本的には、劇場で近頃鑑賞した作品に限ってのレビューにしたいと思います。2016年秋~

生涯ベストは今のところ───①ローマの休日 ②ブラザーサン・シスタームーン ③赤い運動靴と金魚 ④悪魔のいけにえ ⑤パイパティローマ ⑥ベン・ハー ⑦東京物語 ⑧クローズアップ ⑨きっと、うまくいく ⑩少林サッカー(CGだけど)

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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.9

『ほとりの朔子』の方が馴染めるもん。私は日本人だから、途中まではそう呟きたかったりした。
けど、だんだん、生まれた時からフランス人の自分って気がしてきて、スクリーン内の一人一人に感情移入しまくり。悪役
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.3

シナリオ的には決め手を欠くも、演技がちゃんと引っぱってくれた。

知的障碍者のふり(ディカプリオ)も、ブルージー風味のキープ(デップ)も、女風来坊らしい軽やかな足どり(Jルイス)も、やってること自体は
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.8

これが映画だ──────と途中で「ハラショー!」したくなった。完璧5点、いやもう8点ペースぐらいで推移していく。捨てキャラなし。無駄シーンも一片もなし。ヴァルダのクレオよりもこれ好き!

一番美しいラ
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心と体と(2017年製作の映画)

4.7

前半完璧。荒唐無稽さへと崩れてく? いいえ、終わってスッキリよ。

至福の鹿、でスタート。白銀の森の。そして牛。それから、人。───そんな冒頭、ワンショット除いて全部が横アングルだから、“人も獣の一つ
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

5.0

後述する一点以外にはシナリオの不満個所がない。裁判物にハズレなし? 今年のベスト映画候補。

大評判の、ディアーネ・クルーガーの演技については、、、、
序盤、旦那と一人息子をいっぺんに失ったシークエン
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泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

4.0

色彩と手数(てかず)に魅了され、寛大な心で鑑賞。
坊やの帽子のライトブルーは私、カラーコード上で一番好きかも。

ワンコの巧い登場。標識からタイムリーに落ちてきた雪塊。
蜜柑のシーンでは「5点」つけよ
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恋多き女(1956年製作の映画)

2.0

何が何だか物語がサッパリ追えなかった。台本・話す速さ・字幕・私自身、のどれに原因?
ルノワールらしいと思ったのは、全役者が終始キレッキレの覇気演技だったこと。
イングリッド・バーグマンは鼻が高すぎたり
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眠り姫(2007年製作の映画)

3.3

“観て聴く、というヨガ”みたいに始まった。包んで癒してくれるの?

いやいや、精神病の子の日常につきあわせる映画だった。
(毎朝)咳ばかりしながら起床時に布団の中で必ず煙草吸う人間って、哀れだ。近い将
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

5.0

世界映画の現王者アーミル・カーンの新作は、誰の期待もまったく裏切らない!!

冒頭の強引な摑み(テレビの“内と外“……)に私は「ふむふむ、いいね、いい」とインド式に首を横振り。。
カーンパパは言葉を呑
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寝てるときだけ、あいしてる。(2014年製作の映画)

4.5

集客力ある題名をもつ、多少ヤバい映画。人が人にカツオブシを投げつける史上初の映画であると同時に。
ヤバすぎないけど重だるく、変に軽やかでもあった。レイトショー向き。こんなのモーニングショーで観たら一日
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危険な関係(1959年製作の映画)

4.1

ルビッチ・タッチにちょっとつながる? スタイリッシュで嬉しい。たまに気まずい。

───具体的には、ヴァルモンとマリアンヌが真っ黒く溶け合ってみせる新年初キスとか、美男美女の豪華な多さとか、とても良品
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大和(カリフォルニア)(2016年製作の映画)

1.5

かつてエミネムや50Centを聴き漁った私としては、当然正統派ラップてんこ盛り映画を期待してた。そしたら、、、、、
え? 主役の口からラップがなかなか出てこない。ラップは? ラップは? ラップ……ラッ
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ファウスト(2011年製作の映画)

1.0

最悪級の詐欺映画。題名マズすぎ。こんなものが『ファウスト』なら、日本のデスノートの方が50倍ぐらいファウストだ。
とりあえず高利貸しにじゃなく私に金返してほしい!

ゲーテの原作戯曲の本質は、シッポや
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エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

3.0

多少眠くなった。
が、冗長だと思ったとしても腹は立たなかった。そこがヴィスコンティの『山猫』なんかとの違いか。
高めのロシアランチ(キャビアはまあ除く)一食分の価値しっかり。柑橘入りウォッカ舐めたい。
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セカンド・サークル(1990年製作の映画)

4.9

最初の十数秒でもう秀作だとわかった。主演男優はじめ画面内のすべての「輪郭」が完璧だったから。さすがバレエの国。すてきなロシアを私は尊敬する。

ストーリーのなさ、を正々堂々とリアルに押し通して、その上
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孤独な声(1978年製作の映画)

1.1

ストーリーがないのに、まるでストーリーがあるふりをして撮ってる。その姑息さが映画を失敗させた。

リューバの女子力(とニキータの男子力)には一定の魅力が。

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

1.4

どうでもいい感じ。
出演者全員を嫌いになれる感じ(池畑さん他数名を除く)。美女たちと若い美男の配置の仕方があいかわらず無分別オヤジっぽい。老けすぎの長塚さんの“レトロ邦画喋り“は狙い不明ながら魅力ちょ
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

2.0

力作。でも、こういうのをわざわざ観なきゃ今の十代たちは反戦意識に目覚めないの? 「違う」と誰か言って。

一輪車の女子がウザかった。見慣れてきてオーライな時間帯もあった。ずっと漕いでてご苦労ではあった
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.2

よっしゃー、クライマックスにチカラあり! 実写映画としての最低限の使命は果たしてる。最低限のね。

紙の中にも無限の(人生とかの)広がりがある偉大な原作漫画は、単なる青春スポ根&ラブをとっくに大きく超
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三人姉妹(2016年製作の映画)

3.1

主題は恋愛。素材も恋愛。長所が恋愛。短所も恋愛。愛さえあれば、なんていう中身なら、もっと短くまとめられなかったか?
「靴はこちらに 愛はどこにでも」は名言だと思うし、サングラスしてる婿候補ユダがアラン
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三人姉妹(1956年製作の映画)

4.0

ミュージカルとしては学芸会に毛が生えレベルだが、人を安らかにする娯楽映画としては及第点。
結末は全部全部(メインな恋の行方も、脇役ヘルマンのナイスな納まり所も、そして“ジョニー“が誰なのかも)予測通り
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馬を放つ(2017年製作の映画)

3.5

喋りまくらないシナリオな上に、夫寡黙・妻聾唖・子は言語発達遅滞、という静けさ。それに風景美。馬美。馬伝説。───結果として“中央アジアな“詩情が見事に持続したね。
顔ぶれ(顔立ち)的にもモンゴロイドと
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

難民問題よりも受動喫煙問題の方を先に解決したくなる。各人物が煙草吸いすぎ。『ル・アーヴルの靴みがき』もそうだったが、スモークハラスメント映画だ。いっそ第3作は全員肺ガンでスタートしようよ?

一発ずつ
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

2.5

『希望のかなた』でもそうだったけど、登場人物たちがやたら煙草を吸うのが私には不快だった。紫煙が銀幕内で無条件にカッコよかったのは白黒ゴダール頃までだと思う。カウリスマキにおいては一本一本やライターを小>>続きを読む

ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

3.0

幸か不幸か私は、地下の下水道世界が実際はどんななのかよく知ってる。この映画で描かれてる地下はデタラメだ。

晴天平常時の水位をみると、この映画の下水道は雨水専用ということは絶対にありえず、生活排水(ト
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

-

鑑賞の順が、めちゃ運命を分ける。─────続篇『エンドレス・ポエトリー』を先に観ちゃった私は、まるで『Queen』よりもロック史上最高傑作アルバム『QueenⅡ』を先に聴いちゃってライアーにべつだん惹>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.0

「レイモンド・チャンドラーさん、この半端スプラッタ映画についてどう思われますか?」
「簡単なことさ。現代人は、こういう変作を拒絶したら生きていけない。こういう変作を褒めてしまったら生きている資格がない
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恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

2.0

チョウ・ドンユイちゃん可愛くて見飽きない。金城さん安定。
ストーリーは、期待してたよりも地味。序盤は悪くなかったんだけど。ラブコメの王道映画じゃなく“家来“道ぐらいかな。美人さんのリン・チーリンを結果
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メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

3.7

「?」なシナリオだけども、中盤までかなり良テンポ。それに素人俳優たちはそれぞれ独特の清潔感を(狙ったというより)ついつい醸し出しちゃってる感が可愛くて、私の心は上手にスクリーンにつながった。中盤までは>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

1.0

この悪作の本質をパキッと表す語は「異食映画」だろう。
世には、白ペンキを牛乳よりもおいしそうにゴクゴク飲んだり、ガラスやプラスチックを平然とポリポリ噛んだり、生きた虫を丸呑みしてこそ幸せになれちゃう精
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プリンシパル 恋する私はヒロインですか?(2018年製作の映画)

1.2

ハブ決定。ふんっ。

冒頭の車移動シーンは“原作に忠実“宣言。青空以外はね。主演の黒島結菜さんのヴィジュアルが糸真ちゃんのイメージ破りだったから、曇り空につられて私は寒々当惑。まあ、初々しい子ではある
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いぬむこいり(2016年製作の映画)

2.0

よほど暇な人以外はこれ観るべきじゃない。
アテ書き作品としては成功してる方。「監督が有森也実さんに演じさせたかったもの」と「有森さんが演じたかったもの」と「観客が有森さんに期待してたもの」がほぼ一致だ
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かぞくへ(2016年製作の映画)

4.9

映画ってことを忘れさせた。ほぼすべてがリアルで! 無色透明ガラス張り世界。
“ドキュメンタリー風“とはむしろ対極にある、“完璧ドラマ“だと思う。上手に誠実に創り込まれてこうなったんだろうから。作為感の
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安宅家(あたかけ)の人々(1952年製作の映画)

4.9

これは凄い! ドストエフスキーの『白痴』を頑張って読むよりも美(うま)しい二時間弱を過ごせた!

立ち上がりの十数分間は、映画館内が無法地帯みたくガヤガヤしてたことに加えて人物相関図や事情の入り組み具
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妻の日の愛のかたみに(1965年製作の映画)

2.2

ほほえましくスタートし、お涙への矢印を掲げつづけてくれた「つらいね。つらいね」の夫婦愛ドラマだが、各人物の見せ方に柔軟性がなさすぎる。

病状進んでも全然やつれていかない若尾文子さんは、最後の最後まで
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ベロニカとの記憶(2015年製作の映画)

4.6

原作物だから当然、物語がしっかり。みんな大人の演技だし、全体として邪魔要素のない作りだから疲れず集中して観れた。

若いトニーと老トニーがもっと似た顔立ちであってほしかったけどね。目尻が似てないよ。
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